多少のネタバレあり。
あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。
総プレイ時間。 総合得点。
約45時間。 ★★★★★★★☆☆☆。
本編終了時点でのキャラの印象。
アンジェリナ>ワカバ>エファ>クリスティナ>ベル>シルヴィア。
プレイした攻略順&おすすめ攻略順。
セロ&ワカバ→アンジェリナ&ベル→ココ。
好きなシナリオ順。
ココ>セロ&ワカバ>アンジェリナ&ベル。
OP終了時点での感想。
過去の名作がリメイク!!ということでなんの前知識もなく購入。
冒頭のお話が肝になってくるのだろうけれど、あれはワカバが描いた(これから描く)作品なのかな?
赤の国と青の国、そして白の国という世界観には興味をそそられ、それに相まった作風は非常に良いと思うが、いかんせんBGMに対してキャラが明るすぎる。登場人物全員がセロくらいの落ち着きを纏ってるくらいで丁度いいくらい。
あと、どのキャラが喋っているかの表示がないのが地味にいたい。というのも、名前を覚えることが苦手な自分はいつも視覚と聴覚でもって時間を掛けつつ覚えてるからだったりするのだが・・・理由はあるのかな。
とりあえず進めてみよう。
アンジェリナが旅立つ時点での感想。
一区切り付いたのでここで。
いやー実に面白い!!
群像劇というのだろうか。視点がころころ変わっていく手法は新鮮さがあり、各々のキャラの心の中が垣間見られるのは非常に心地よい。
それに相まってストーリーも感動を誘う作りになっていて、現時点では文句の付けようがないほど素晴らしい出来となっている。
ニコラとアンジェリナみたいな感動的な別れやライトとアンジェリナみたいな恋模様をしっかりと描けてしまうシナリオライターのJ-MENTさんには感服するばかり。
ただ、伏線を綺麗に回収できるか多少不安だったりするが・・・そんなことは気にせず物語に身を委ねよう。
クロハネ編突入前時点での感想。
もしかしてこれ百合ものだったりするんかな?どう考えてもアンジェリナとベルの距離が近すぎる気ががが。
それはそうと、ゲームを進めるときはいつも攻略サイトを参考に選択肢を選んでいくのだが・・・もちろん今回もそうなのだが、ずっと気になっていたクロハネ編という言葉。流れから察するにシロハネ編が現代、クロハネ編が過去ということなのだろう。
ココとベル、それにレインさんはそれに大きく関係していることはほぼ確定だが、アンジェリナはどうなのだろう。ただ姫様に似ているだけ?
なにはともあれ先へ。
StoryⅠ 守護者・StoryⅡ ハンスの帰還・StoryⅢ 抜け駆け終了時点での感想。
盛 り 上 が っ て ま い り ま し た ! !
詰まるところ黒幕はヴァレリーってことでおk?
正直政治的なことはよく理解できていなかったりするのだけれど、現時点でアインがクリスティナを裏切る要素が見当たらない・・・どころかアインは嵌められたと見て間違いないだろう。
しかしそうなるとヴァレリーの企みが気になるところ。今回の相手(クリスティナ)は厳しそう、みたいなことをどこかで漏らしていた気がするが、その発言を汲むと青の国のために行っていることか、そもそも青の国など眼中になく自らの地位のための行動か・・・もしくはそのどちらもか。
その点を軸としながら、エファの片翼はいついかなる場面でなくなってしまうのか、ココは今後どういった役回りをするのか、そしてユッシが最後に見た・考えたこと、を注目していこう。
今後の展開に期待。
StoryⅣ 食前酒・StoryⅤ 陰謀劇・StoryⅥ 幕間終了時点での感想。
少々中途半端かもしれないがひとまずここで。
これまで白・青の国が主立っていたが、赤の国も入り混じり話がややこしくなってきたのでここで整理しておく。
赤の国の一部(推進派)は高度な人形技術をであるドルンの記憶なるものを求めている。
青の国のヴァレリーは戦争の引き金を引くため・・・青の国が主権を握るため邪魔な存在であるアインの失脚を目論む算段を立てている。
先にも書いたが政治的なやり取りは苦手だから理解しきれていない箇所があるかもしれないが、簡単にまとめるとこうなると思う。
現時点で赤・白の両国はヴァレリーの手のひらの上といった感じだが、これからアインがどのような行動を取るのか。先が気になる展開が続く。
こうして過去の話を読み進めていると、シロハネ編で語り継がれている歴史とは大きく違っているが・・・どうしてななのだろう。
StoryⅦ 断罪・StoryⅧ 贖罪終了時点での感想。
白の国の姫の気持ちを一番に汲み取り、そして勇敢に戦った。
そんなデュアの想いが、きっと届くと信じて。
StoryⅨ 切り札終了時点での感想。
うおおおおおおおおアインかっくええええええええ!!!!
StoryⅩ 一線・StoryFinal ひとつの終わり終了時点での感想。
薄々どころか確信に変わっていたがやはり百合ゲーだったのか。地味に百合ゲーは今作が初だったり。
それはともかく、シロハネ編で語り継がれている天使の導きの全貌が明らかに。
つまりはこの後アインがすべての罪を請け負って、クリスティナの意向である三国間の戦争を避けるため国外へ逃亡・・・という流れになるのか。
しかしながらもう少し短くまとめることはできなかったのかなーと。要所要所をしっかり描いてはいたものの、閑話といったら大袈裟だがどうしても中だるみしてしまった。見応え溢れるストーリーで十分面白いのにもったいないなーと。
赤の都カーディナル到着時点での感想。
ひとつひとつの物語がほんとうにしっかり作り込まれてるなぁという印象。
クロハネ編は今作メインとなる場面だとしても、その後のシロハネ編でも勢いそのまま細かいところまで描けているのは感嘆するほかない。・・・いやどっちもメインなんだろうけれども。
劇の役者も残すはアイン役かヴァレリー役のあとひとり?で決まりそうだし、ベルも少しずつ人前で歌えるようになってきたし、セロとワカバの関係も良好だし・・・あとはアンジェリナとベルが気になるところだが、いつスポットライトが当たるのか。
このままトントン拍子で物語が進行してくれればいいのだが。
セロ&ワカバルート。
ひとまず完結。
これまで丁寧に物語を紡いできたにもかかわらず、最後の最後で急ぎ足になったのはなんでなんだぜ?
ファビオだったりマリオンだったり、もっと深く掘り下げてもよいと思うのだが。
それと当初説明にあった、「天使の導きの舞台を行おうとすると災厄が起きる」というのは、クリスティナやその周囲からの、「アインを悪くいうことは許さない」という物恨と思っていただけに、アンジェリナが怪我をしたのはほんとうに驚いた。
なにはともあれセロとワカバのストーリーとしてみたらいい出来だし、やはり他ルートでの伏線、というか深く掘り下げるための準備と思いたい。
アンジェリナルート&ベル。
も、もうお腹いっぱいです・・・。
今ルートは長丁場と思っていただけに拍子抜けしたが、前ルートの時点でもうイチャラブしてたしこれ以上やると・・・むしろもっと短くてもよかった気がするくらい。
今後はレインさんに許可をもらってベルはアンジェリナとどこかで二人暮らし、という想像は簡単にできる。できるのだけれど、そこまで描いて今ルートは完結してほしかっただけに、アフターがなかったのは残念でならない。
ココルート(SecretStory 逆賊の汚名含む)
すべてが繋がった。
ココの物語は終わり、そしてこれからも続いていく。
ということで終了。
視点がコロコロと変わっていく手法は新鮮味があり最後まで飽きずに楽しめ、物語を深く知ることができて非常に好感が持てた。
BGMはどれも素晴らしく、一枚絵にはそれぞれタイトルがついているという凝りようはもはや圧巻するレベル。
個性あふれるキャラクターが揃っており、ストーリーも大まかな部分をたどれば伏線もしっかり回収できているし、否応なしに良い作品といえるだろう。
しかしながら見せ場をしっかりと描いてくれている反面、その他の箇所にも力が入りすぎてしまい・・・ほんとうに見せたいシーンが薄くなってしまっていたのが残念だった。
すべてが見せ場と言ってしまえばそれまでだが、いつも全力投球のように感じてしまいプレイしていて多少気疲れしてしまった。
そんなこんなが入れ混じって結果★×7に。
名作なことに間違いはないのだが、そこにたどり着くまでの道のりが長く感じたのがいただけなかった。