あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

いろとりどりのセカイ感想。

ネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

プレイ時間。      総合得点。

約45時間。      ★★★★★★★★☆☆。

第八話終了時点でのキャラの印象。

つかさ>澪>真紅=加奈>鏡。

今作終了時点でのキャラの印象。

つかさ>真紅>澪=加奈>鏡。

プレイした攻略順&おすすめ攻略順。

加奈→澪→鏡→つかさ→真紅。

好きなシナリオ順。

真紅>加奈>澪>つかさ>鏡。


第一話 空から少女 -Pepar Moon-

初のFAVORITE作品。

BOX発売と耳にしなんとなく買ってみた今作だったが・・・これおもしろくなるの?というのが率直な感想。

要所要所で説明をしてくれるものの、いまひとつ要領を得ないのよなー。いや説明の意味がわからないのではなく、その過程をわざと抜かしてるのが原因だったりする。

とりあえず先に真紅の説明をしてくれと。そこが話の大本になっているのかもしれないが、ならば尚の事、なぜ悠馬と一緒にいるのか、なぜ悠馬にしか見えないのか、そもそもふたりの関係は、とかとか、説明することが多くあるだろうに。

それをすっとばして急に出てくる謎の嫁候補やら魔法の説明やら、こちとら真紅が気になって夜も眠れないんだが!!という感じ。

・・・あー、まだまだ書きたいことはあるけれど、とりあえず先へ進めてみよう。

もしかすると久々のギブアップ案件になってしまうかもしらん。

第二話 観波加奈は泣いたりしない -Smile On Me-

これおもしろくなるの?とか書いて申し訳ございませんでした。

まだまだ明かされてないことが山積みなのに、いつの間にやら世界観に引き込まれてしまった。

悠馬と真紅は魔法使いで、身体を治癒する能力をもっている。大きく力を使うとその代償に悠馬の記憶の一部が欠けてしまう。だから真紅の日記帳(?)に日々の出来事を綴っている。

悠馬の住んでいる学生寮には不思議な時計があって、時刻を合わせると異世界へ行くことができる。そこで悠馬と真紅、ふたりの目的である「約束の場所」とやらを探している。

鈴さんと管理人さん、悠馬の三人は逃がし屋という仕事をしている。依頼人の不自由から開放するという内容で、鈴さんの口ぶりからすると相当に儲かるものらしい。

観波加奈(仮名)は過去に悠馬と一度出会っており、その時にした約束を果たすため悠馬を探してやってきた。しかして悠馬にはその時の記憶が欠落している。

まぁ他にもいろいろあるが主要としてはこんな感じになるのかな。

個人的に気になっているのが、という書き方だとどれもこれも気になっているということになってしまうか。

まぁとにかく、月の欠け方がどうも気になるのよな。現実世界でも異世界でも、明らかに月が崩壊している。これの意味するところはどちらも現実世界ではない、ということになってしまうのだが・・・さすがに飛躍しすぎかww

加奈が異世界を目の当たりにしてもあまり驚かなかったのは、異世界の住人だからと考えるのが妥当だろうか。管理人さんの態度も気になるし。

これから少しずつ謎が解けていくだろうから、うだうだ書いてないで先へ進めるとしよう。

第三話 君を連れ去る最果ての風 -La sombra del viento-(逃がし屋の説明を終えた時点)

ひとつの物事を説明するだけで、これほど長く、抽象的な説明になるのか。そりゃあ最初からあれもこれもと安易に解き明かさないわけだ。

とはいえ、わかり易く説明はしてくれているから理解はできる。しかし、自身にとっては新しい考え、視点に基づいたものだから難しく感じる。・・・だからSFは得意じゃないんよなぁ。今作みたいに順序立てて詳しく説明してくれるのならまだいいが、映画なんかだとその場のノリと雰囲気、映像だけで押し進めるのが常套。というかそれこそがSFの楽しみ方のひとつ、俗に言う、考えるな感じろというやつなのだろうが・・・。

とまぁそれはさておき、逃がし屋の説明を簡単にまとめておく。

集合的無意識。人には運命というものが存在し、生まれる以前に死ぬまでの道程は決まっている。そんな中、誰しもが「約束」を果たして幸せになるという誓いを立てて生まれ落ちる。

それを決めているのは神様の場所、いわば最果ての古書店と定義している。人生を終えるとその歩みは一冊の本にまとめられ、約束を叶えられないまま人生を終えると輪廻転生。最後には幸せになることが人としてのルール。

そうしてその古書店は人間を幸せにするため、そんなことを繰り返している。

しかし、ある時を境に・・・理由は不明だが、古書店は運命に逆らい、まだ死ぬべきではない人々の命を乱獲に奪い始める。補足すると、台風のようにときたまそうした事象は起きていたらしいが、今回はそれが長く続きすぎているのが悪因。

そこで登場するのが管理人さんと鈴さん、悠馬の三人。逃がし屋の活動内容は、依頼人の不自由から開放するもの。

まだ死ぬ運命にないものを救う。それと同時に、神様の場所、古書店を突き詰めて原因を究明する。

・・・とまぁこんな感じかな。

更にいうならば、今作において何度も出てくる羽根という言葉。

空から降ってくる羽根、肌を刺すような冷たい風。そのふたつに捕まったとき、命を奪われるらしい。

あーものすごく長くなってもうた。なんとなーく理解できたから先へ進めよう。

第三話 君を連れ去る最果ての風 -La sombra del viento-

その後語られる悠馬と真紅の出会い。とはいえ、なにも覚えてないんかーいww

気が付いたら悠馬は真紅の本を読んでいた。その行為は契約を交わす儀式だったらしく、つまりは巻き込まれた形、と。

んで契約というのは、真紅の願い・・・恋をすることを叶えるもの。しかし、儀式により悠馬と真紅は一心同体になった、つまりは悠馬が恋をするということになる。

それが叶った暁には、今度は悠馬の願いを叶える手伝いを真紅がしてくれるらしい。そんな契約。

悠馬も真紅も一切の記憶がないから、なぜ悠馬は真紅の本を読んでいたのか、なぜ真紅が悠馬の元にいるのか等は一切不明。

と、ここまでが本編で明かされたことなのだが・・・つまり、過去に悠馬が加奈を助けるため奮闘した影響により記憶が一切飛んでしまった、と考えるのが妥当じゃなかろうか。

それをたまたま見ていた管理人さんが悠馬の力を認め、寮への移転を熱望。その後逃がし屋を一緒にやろうと誘い、今に至る。

そうすると管理人さんの加奈への態度にも納得がいくし、悠馬がアパートから寮へ移転していることも納得がいく。

ただそうなると、そのことを管理人さんが悠馬へ隠す理由がよくわかないし、そもそも加奈が偽名まで使って悠馬に過去のことを隠している理由がわからない。

今はそんな難しいことはおいておき、とりあえず澪の出番を増やしてほしいですはい。

第四話 胡蝶の式 -Butterfly effect-

加奈の他にもうひとり転校してきたり、いつもいない寮の新人さんが登場したり、澪と転校生が入寮してきたりと日常に変化がみられた第四話。

今作ではこうしたコミカルなノリはあまり合わないなぁと。サブキャラを含めヒロインたちは割りとキャラが立っているものの、いかんせん悠馬の性格が硬い。それに加えてとぼけた感じの友人ポジがいないのも大きい。

まぁ堅苦しくてシリアスな展開ばかりも疲れてしまうからこういうのも重要だと思うし、箸休めとして考えればバランスは悪くないのかな。

あと勘違いしていたが、悠馬は寮ではなくアパートに住んでいるのか。

これまで気に留めていなかったが、悠馬の両親がどうしているのか気にかかる。記憶をなくして目覚めたときにはいなかったように思うし、ひとりでアパート暮らしをするには年齢も幼すぎる。

あと、異世界について。

異世界の住人を現実側に連れ出すことが可能。これは蓮と白のふたりが寮で食卓を囲んでいたことで確定している。ということは、異世界の住人が現実世界に紛れ込んでいても不思議ではないのよなぁ。加奈とかあゆむが案外そうだったりして。

とかとか、折角の箸休め回なのについつい考え込んでしまうのは謎が多すぎるのがいけないのです。大人しく先へ進めよう。

・・・そういえば屋上で澪と加奈が出くわした時、悠馬が土下座して誤っていたことに違和感。こうしたADVでは稀によく見る光景だが、恋人だったらいざしれず、幼馴染にそこまで弁明するか?といつも不思議に思うんよなー。

第五話 明かずの間の向こう側 -The HEAVEN'S Door-

今回も話が大きく動く。

一時的に管理人となった悠馬はタンスの管理を任されていたけれど、そこで逃がし屋の仕事がどんなものなのか実際に見れるのだろう。

あとは103号室の住人、鏡を管理人さんがこれまでひた隠しにしていた理由が気になるところ。・・・というか、気になることが多すぎて書いていけばキリがないなww

悠馬が誰かと会話するときはどこかそっけないように感じることが多いが、真紅だけには自然と会話できているように感じられたり、アイドルのライブ衣装みたいな澪の私服に絶望したり。なんかそんな感じ。

第六話 如月澪は振り返らない -Tomorrow-

短っっ!!澪の引っ越し手伝っただけやないかーい。

なんというか、ここまでプレイして今作の目的がわからなくなってきた。

逃がし屋の仕事をメインにしつつ約束の場所を探す、というのがコンセプトと思い込んでいたが・・・もしかして違う?

いくら共通ルートだからとはいえここまで仕事風景を見せないとなると、物語の展開、成り行きに身を任せて目的を果たしていくのだろうか。

個人的には変にアクションをいれられるよりそのほうが好みなのだが、いかんせん物語に華がないと感じてしまう。

鬱展開といえば大げさすぎるが、暗くジメジメしているというか・・・やはり悠馬の性格、言動が大きな理由だろう。真紅に話すときみたいに、他のキャラにも自己主張できていれば気にならないのだが。

第七話 敷島鏡は笑わない -Innocent Girl-

今回は鏡と徹夜でゲームをし、蓮を助けた。

悠馬の意外な一面が見られたのは今話の収穫だが・・・なんか、1日1話は短いなーと思ったり。不満というわけではないのだが、単なる感想。

第二話をプレイしているあたりで今作は面白くなると踏んだものの、なーんか微妙なんよな。その原因として、感情移入できるキャラが誰一人としていないのが大きい。

今は伏線をたくさん張っている最中だからこそ、回収までにはなんとかなってほしいなと願う。

第八話 東峰つかさは頑張りたい -Get My way-

とりあえず、これで一通りのキャラ紹介は終わったのかな?ここらでキャラの印象追加しとこう。

それにしてもつかさはいい娘やなぁ、自分も見習わないと。

・・・あぁ、だんだんと書くことがなくなってきた。いや別に、無理して書くことはないのだろうが。

そういえば最果ての古書店の本にかんする新情報が出てきてたな。

誰かが死ぬと、その人生をまとめた本が作られる。というのは前情報として知っていたが、それがときたま世界の何処かに溢れて落ちてしまうことがあるらしい。

その本を読んだ人はなにか特別な力が付与され、それを防ぐために今回悠馬たちは動いた、と。

それって、過去に悠馬は本を読んでしまったが故に魔法を使えるようになったと考えるのが妥当なのだろうが・・・今作はもうよくわからんな、少し前に書いた悠馬の幼少期の予想もことごとく外してたしww

第九話 君がここにいる不思議 -I Beleave you-

今話はキャラまとめと加奈の料理、それから悠馬が寮に住み込むというお話。

一話という区切りがついていて丁度いいからこのタイミングで感想を書いているものの、短いからそこまでの内容がない。

ということで、今後に向けたキャラまとめでも・・・まぁ管理人さんが話したことなんだが。

加奈(仮名)→探し物がある。なにかは不明で管理人さんに探してもらっている。

澪→家に帰りたがっている(両親が常に家にいないから?)

鏡→管理人さんの親戚(もしかしたら管理人さんと同じように式を使える?)

つかさ→異世界の住人。異世界に住んでいる時命を救われ、誰かにお金を払っている。

あゆむ→謎に包まれている(よく女に見られる)

鈴→管理人さんとは幼馴染み。寮に住んでいる理由は管理人さんも忘れている。

この中で驚いたのは、つかさが異世界の住人ということ。常識をあまり知らなさそうだから、という観点から見ると、加奈もそうなんじゃないだろうかと思ったり。

あと、鈴さんは何者なのだろう。管理人さんや悠馬同様、なにか能力があると踏んでいるが・・・。

次は海かー。

第十話 海 -Endress Summer-

少し調べると公式による推奨攻略順があるらしく、それに従い加奈ルートを進んでいる。

それにしてもあれだな、先にも書いたようにFAVORITE作品、もとい漆原雪人さんの作品に触れるのは初めてだが、ものすごーく頭がいい人なのだろうなと。

今作を始めたときは作品像全体がぼやけていて、すべての事象に対しクエスチョンマークを何個も浮かべていたが、今となってはそのクエスチョンマークがキャラごとに分かれ、各ルートで解消されるのだろうという謎の安心感がある。

って書くとわかりづらいかな・・・ようは、いつの間にやらキャラごとに伏線の棲み分けがなされていた、ということなのだが。更にすごいと感じるのは、第十話というわりかし長い時間今作に触れているのに、伏線が全然回収されていないこと。情報を小出しにしてはいるものの、核心はついていない。にもかかわらず、自身が今作を投げ出さないのはやはりそれだけの魅力があるからなわけで。作風は違えど、この感覚は素晴らしき日々と似ているのかな。

そんなことを感じつつ先へ進める。

第十一話 祟り -The Beast

悠馬かっけぇええええええ!!!!なにこれ惚れた惚れました!!!!普段とのギャップがたまりません!!!!

ということで、今話にしてようやくそれらしい逃がし屋の仕事を見られたわけだが・・・想像以上に話が重い。そりゃ報酬も弾むわけだ。

今回始めて出た情報として、真紅は外傷を治癒できる他に心の傷を修復する力を持っていること。ただし、その代償としてその心の傷を悠馬も受け持たなくてはいけないらしい。そんなことやっていたら心が崩壊しそうだが、今のところ大丈夫そう。恨みを晴らしたから心が軽くなったのかな・・・あー悠馬ほんとうに格好良かった。

あとはサブタイにもなっている祟り。正確には祟り神というらしく、異世界の住人にのみ起きる一種の流行り病・・・とはいえ滅多に起きない事象らしい。悪の感情が妖力に影響を及ぼし暴走。一度罹ってしまったが最後、二度と元には戻らない。

あともうひとつ。確かなことはわからないが、悠馬は本を読むだけで何もかもを万全に調える力があるらしい。今回みせた関節技も本を読んだだけで習得したとかなんとか。それが本当だったら、悠馬はいったい何者なのだろう・・・。

悠馬の記憶がどれほど削られているのか気にかかる。そして日記も書いていないだろうから、それを及ぼす影響・・・はあるのかな?

とにかく先へ。

というか、現時点で加奈ルートに突入しているってことで間違いないのかな?

第十二話 二階堂真紅は眠らない -A Midnight Summer Dream-

前話の祟りに使用した力を真紅に使い・・・そうすることで見られた真紅の過去。

ここにきて一気に情報を出してきた。というかまだ個別ルート入ってなかったのかww

力の話。心の傷を修復する力の代償として心の傷を悠馬も受け持たなくてはいけない、ということ以外にも、真紅も眠りについてしまうという副作用があるらしい。時が経てば目覚め、悠馬の元へ再び顔を見せる。

それはいいのだが、肝心なのは真紅が見た夢の内容。真紅には悠馬の元にくる以前の記憶があって、それは決して望ましいものではなかった。

断片的にだが一応書いておく。

真紅は神様の研究をしていて、有名人なのかな?世界中の人が研究結果を待っている、みたいなことを妹と(悠馬からみたら真新しい教室で)話していた。

真紅には許せない相手がいるらしい。場面が飛び、世界は終わった、とも。

真紅の中の世界が終わったのか、はたまた本当に世界そのものが終りを迎えているのかは謎のまま。なのだが、最初の方に書いた気がする月について考えると、満月といいつつ崩壊している月は、一度世界が終わったことを象徴しているのではないか。しかし、現時点で妹が出ていないということは、妹がその許せない相手に殺されたりして絶望していた、とも考えられる。

とまぁわからないことだらけなのだが、それでも悠馬が助け出すシーンは思わず感動してしまった。

手を繋ぐと心が繋がるといっていた真紅。そんな真紅が満月の夜、絶望に打ちひしがれ途方に暮れていたところで悠馬の左手が・・・!!これは屈指の名シーンでしたはい。

恐らく次の話から個別ルート突入だろうが、ここまでの情報量が多すぎて、固定で最後に回っている真紅ルートに辿り着くまでに忘れていそうな気がががww

まずは加奈ルートから。

加奈ルート・あなたが傍にいてほしい -hechtsommer-(白の夢のタイトルコールがされた時点での感想)

御魂送りとタイトルコールがあったが、セーブ欄ではタイトルが変わっていなかったため一気にここまでプレイ。

前半は随分のんびりしていたのに対し、御魂送りになってからは重いのなんの。意図してそうした構成にしたのだろうが、まんまとハマりそのギャップが心に刺さる。

とりあえず御魂送りについて少しまとめておく(個別に入ったらこうしたまとめはしないつもりだったが重要そうなので)

御魂送りとは、異世界において年に一度行われる祀りのようなもの。

毎年ひとり、夢の中に神様が現れ枕元に金色の光る羽根が置かれている。そうして選ばれた者はあちら側へ呼ばれることになっている。あちら側、というのは最果ての古書店を指す。つまり、死んだ後に約束の場所へたどり着くことがこの儀式の目的。

選ばれた者は徐々に魂が抜かれる。規則として、魂が抜けきる前に一番大切な誰かに手を引いてもらいながら約束の場所へ送ってもらう。手を引く者は口を利いても目を合わせても駄目というルール。

あちら側へたどり着けるようサポートするのが悠馬たちの仕事。ちなみに、普段は管理人さんが行っているらしい。

とまぁ、それを商人の町では前提としているが、それぞれの異世界の町で風習が異なっている。

というのも、神様が住人を乱獲し始めていると騒ぎになっているから。

昔は連れ去られる人はごく稀だったのに対し、月日を増す毎に年に一度神様から呼ばれる割合が増えた、というのが主な理由。

・・・それこそが混乱の元なのよなぁ。

異世界ではどこの町でも違わずに、選ばれたらあちら側へ行く。そうしたしきたりです。悠馬が住む世界とは異なります。

だったなら、加奈もそんなに・・・というか自身も加奈に賛成の立場だが、まだそういうものだと受け入れられたのかもしれない。

かといって商人の町がおかしいかと問われれば決してそうではない。例えばゴミの出し方ひとつとっても自治体によってそれぞれルールが異なっているように、その町特有のルールというものが存在し、郷に入っては郷に従え。守るしかないのが事実。

加奈になにか考えがあるみたいだし、そこに期待をしつつ先へ進める。

なんかこれ、詳細は書かないが海外映画のミッドサマーを思い出すのよな。

加奈ルート・迷子の始まりのタイトルコールがされた時点での感想。

セーブ画面のタイトルが変わらないのは仕様なのかな?修正パッチもないし。

書くのが少し遅すぎた、情報量多くてもう・・・。

白の過去、蓮の現在。予想を大きく上回るほど内容が重かった。感情移入させてからの希望を見出し絶望というパターンはガツンとくる。唯一の救いは、蓮が強かったこと。

そして今焦点があたっているのが加奈の現在。まさにこれからその加奈の心を覗き見ようとしているわけだが、これも重いのだろうな・・・。

続きが気になるからこの辺で。

加奈ルート・君の願いが叶う頃のタイトルコールがされた時点での感想。

今にきてようやく加奈についての全貌が明らかに。

蝶、というか蟲ねぇ・・・。

なにはともあれほんとうによかった、これでひとまず加奈は救われたということだよね。

どうして急に異世界へと迷い込んでしまったのか、はたまたどうして抜け出すことができたのか。そこらへんが今後の肝となるのだろう。

そして蟲について。これは悠馬の中にも住み着いているんじゃないのか?また少し事情が違う気もするが、小さな頃に記憶をなくしたのはより強力な、はたまた大量の蟲に侵されたから・・・とか?いややめておこう、今作は予想をことごとく外してるからww

加奈ルート・遠い誰かの約束をのタイトルコールがされた時点での感想。

こんなん泣くわ。

これ完全にメインルートのそれ。伏線回収まじぱねぇっす。

加奈ルート。

ひとつ前の感想から徐々に言葉にできなくなってきて、今まさにその頂点にいる感じだが・・・とにかく構成がほんとうに上手。上手、なんて言葉では足りないくらい。もはや完璧。

漆原雪人さんの作品に触れたのは初めてで、少し調べてみると今作がデビュー作というから驚きを隠せない。

これ以上なにを書いても今ルートのお目汚しとなってしまうから多くは書かないが、他ルートも同じような熱量だとしたら、ものすごい大作になるなと。いや今の時点で十二分に大作なのだが。

あーもうだめ、言葉が出てこないww

次は澪ルート。

澪ルート・いつか、水平線への彼方へと -One More Time,One More Chance-(それより少し前のことのタイトルコールがされた時点での感想)

はじまりました澪ルート。

加奈に負けず劣らず悠馬好き好きオーラを全開にしていたが、まさかこれほどまでだったとは。

というかなんですかこのゲーム、絶対にプレイはしたくないけどこうしてキャラ通しの掛け合いを見ているとすごく面白いwwてかゲーム初心者にこれ勧めるとか鏡恐ろしい娘!!

これからのデートをきっかけに、悠馬と幼馴染になった経緯や両親のことを語られるのだろうが・・・実に気になる。なぜだか澪のことは序盤からずっと気になってたんよなぁ。

今のところ重い話はなくさくさくとここまできたから、先の展開で一気にくるのかな?

澪ルート。

面白すぎて最後まで一気にプレイしたった。

もう少し話を膨らませてほしい、というのはわがままなのだろうか。

真紅の件はともかく、あちら側の澪が交換を渋っていた、(ないのかもしれないが)本当の理由を知りたかった。復讐だけが望みなら、こちら側の澪が異世界に行った日に交換してすぐ戻ってくる気がする。積もる話があって帰ってこなかったのならそれはそれでいいから、そのことをユーザーに知らせてほしかった。

途中までの引きが完璧だっただけにラストが悔やまれる。

あと、「水平線」という単語をタイトルに使うのがほんとうに好き。

鏡ルート・さよならまたね -Start of end,travel of sadness-(わたしのやさしかったお兄ちゃんのタイトルコールがされた時点での感想)

鏡が、頑張る云々急に言われてもピンとこないのが現状。これは恐らく、これからの展開で過去を垣間見ても変わらないと思う。

いやだって、実兄と別れてから手紙を一度も出してないって頑張る気ゼロじゃん。一歩でも外に出たら死ぬとかそうした設定のほうが説得力あった。

突然思い出したかのように学校へ行き授業の疑似体験して頑張ったから手紙出す、返信がなくて落ち込むとかちょっと理解の外すぎて。

・・・いやもうね、ハードルが上がりすぎてて大変なことになってますが大丈夫でしょうか。前ふたつのルートが秀逸すぎたからそうなっちゃいますって。

鏡ルート。

短っ!!ということでとりあえず終了。

蓮也さんをユーザーに認知させるためのルートだった、ということでいいのだろうか。

それに加え、いつの間にか姿を消した真紅とあゆむ。謎が深まるばかりです。

うん、まぁ、とくに書くことがないから、一番好きなキャラであるつかさルートへこのまま直行。

つかさルート。

短っ!!ということでとりあえず終了。

展開的に少々無理はあったかなーと。

働かなくてもいい世界。夢のような響きだが、しかして実際は・・・お金の大切さについての読解はおもしろかった。

でも今ルートはストーリー云々よりもつかさがかわいい、それだけで十分です。いやほんとうに良きでした。

というかここまでプレイしておいて言及するのも今更だが、異世界の住人は悠馬の住む国に意外といるのだよなと。となると寮にある柱時計からのみ行き来できると勝手にしていた認識は間違っているのだろうか。

それにしても真紅は今回も姿を消したなぁと。

毎回悠馬が恋をした、恋と自覚した瞬間だからつまりはそういうことなのだろうが、加奈のときはどうして最後まで残ったのだろう。

真紅ルート・たったひとつの大切なもの -Ferewell Song(たったひとつの大切なもののタイトルコールがされた時点での感想)

やってきました最終ルート。

この切り口最高じゃないですか、今後の展開が楽しみすぎる。

5年間・・・夏休み時期にひとりの願いを叶えていたとすると、悠馬の記憶が1日でリセットされていた期間は1年になるのかな?それに付き合った鈴さんまじ天使。

ともかく、悠馬と真紅は一心同体。真紅の願い=悠馬の願い。真紅の願いを叶えたら悠馬の願いを叶える手伝いをしてくれる。

真紅の願いは恋をすること。つまり、真紅が姿を消したのは恋路の邪魔になるから。

悠馬が恋をすれば真紅が悠馬の願いを叶える手伝いをするため姿を見せてくれる。ということでいいのかな。

真紅ルート・世界は終わり、ぼくは目覚める -The End of world,or the Beginning-

なにもかもが洗練され尽くしてて鳥肌。

この作品は真紅のための物語だったのか。

真紅ルート。

終わってしまった・・・。

起承転結どこをとっても素晴らしく、なんの文句もありません。

と言いたいところなのだが、どうしてもひとつ気になるところが。

ほんとうの悠馬、藍と好き合っていた悠馬の気持ちが描かれなかったのが残念でならない。

まぁそのためにはほんとうの悠馬に会う必要があるわけで、更に展開を広げる必要があるのだが・・・そこまでしてほしいと思うのは欲が深いだろうか。

なにはともあれお疲れ様でした。お幸せに。


ということで全ルート終了。

最初こそ小難しい話のオンパレードでどうなるかと思ったものの、蓋を開ければ要所要所でわかりやすく解説してくれて助かった。

全体を通してみると・・・よくこんな、複雑で難解な物語を一本道でまとめ上げたなーと感心してしまう。漆原雪人さんはどれほどの期間頭の中で構図を描いたのだろう。

キャラの口調、真紅ルートの多少の不満がマイナスポイント、ということで結果★×8に。

面白かった箇所を上げるとキリがない、ほんとうに楽しめた。

早速FDもプレイさせていただきます。