あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-感想。

多少のネタバレあり。
あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

プレイ時間。      総合得点。
約25時間。      ★★★★★☆☆☆☆☆。

OP終了時点でのキャラの印象。
こだま>青葉>つばさ>小町>希望。
今作終了時点でのキャラの印象。
こだま>小町=青葉>つばさ>希望。
プレイした攻略順&おすすめ攻略順。
つばさ→こだま→青葉→小町→希望。
好きなシナリオ順。
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OP終了時点での感想。
過去の名作。この響きが大好きです。
20周年ということで装い新たにリメイク、ずーーっと気になっていた作品をようやくプレイ。
してここまでプレイしたわけだが、この主人公の感覚懐かしいなって。
思い出すのは家族計画や暁の護衛クロスチャンネル等々名作ばかり。今作もそんな作品のひとつになるのだろうか。
こればかりはしょうがないけれど、ノリが古いなと感じる。ただ、ギャグが面白いからかそこまで気にならないのは流石というべきなのだろう。
周囲のキャラもほんとうにいい味を出している。ヒロインはもちろん、親友ポジである山彦や牧島、果ては一度しか登場していない保険の先生にもそれは同じことが言える。なんというか、魅力溢れるキャラたちが主人公を中心に物語を作っていく世界観がものすごく好き。
あとはまぁ、選択肢の多さも昔ながらだよなぁと。個人的には一度の選択肢でルートが決まってしまうのが好みなのだが、まぁそこは仕方がない。
とまぁ、過去の名作云々関係なくこの作品をかなり気に入ってきたところでルートに入る。
まずはつばさから。
・・・かぐらちゃんを攻略できないのはバグかなにかですか?

つばさルート2つ目のOP終了時点での感想。
いやいやちょっとまって、不穏な空気漂いまくっているのですが。
え、もしかしてこれからつばさの悲しい顔とか見なくちゃいけないの?
桜花と朝陽がいる世界。
舞人が過去になんらかのトラウマを抱えていて、それがきっかけとなり頭の中で作り出している妄想と予想していたが、途中、和人なんかにも認識できてたんよなぁ。
となると、子どもにだけは認識できるなにか・・・?舞人の一人称が僕になっているのも気になるところ。
ルートに入ってから和観さんサイドの話が多かったのも、この先に待ち受けている話にかかわってくるのだとしたら納得。
ちょっともう先が気になるからとりあえず先へ進める。
・・・・・・え、もしかしてこれからつばさの悲しい顔とか見なくちゃいけないの?

つばさルート。
・・・・・・はぁ?
いやいや、舞人はいったい何者なんだぜ?
っていうか、っていうか・・・なんなのこれ。

こだまルート。
・・・いやいやいやいや、展開はわかってたけどきつすぎますって。
なんなのこれ。ショックが大きすぎて感想どころじゃないですって。

青葉ルート。
うん、わかってた。
てやんでぇだよお兄ちゃん、かわいすぎますはい。

小町ルート。
これまでで一番きつかった。
幼馴染恐るべし。

希望ルート。
はい。

桜花エピローグ。
はい?


ということで全ルート終了。
・・・消 化 不 良 だ よ ! ! ! !
桜花ルートが最後にあるっていうからそこまで頑張ったのに、短すぎるわ訳わからないわ(ry
消 化 不 良 だ よ ! ! ! !
全体的にキャラはすごくよかったし、恋仲になるまでの過程はほんとうに、類を見ないほど素晴らしかった。
からしっかりと説明してください・・・。
当時のことは知らないけれど、続編ありきで名作扱いされたんじゃないかしら。
・・・もはや感想ですらないしアップするか迷ったけれど・・・まぁ続編に期待して。

彼方の人魚姫感想。

多少のネタバレあり。
あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

プレイ時間。      総合得点。
約25時間。      ★★★★★★★☆☆☆。

OP終了時点でのキャラの印象。
葵>藍魚>日輪。
今作終了時点でのキャラの印象。
葵=日輪≧藍魚。
プレイした攻略順&おすすめ攻略順。
葵→日輪→藍魚。
好きなシナリオ順。
日輪>葵>藍魚。


OP終了時点での感想。
Wonder Fool作品初プレイ。
購入のきっかけは雰囲気が良さそうだなって、ただそれだけの理由だったが・・・実におもしろい。これからおもしろくなりそう、と言ったほうが正確かもしれないが。
とんでもなく丁寧な描写には心入る。
いやこれ、出来そうで出来ない芸当だと思うんだよね。大抵の作品は簡単な自己紹介からすぐに本筋へ入ったり、最初から本筋を見せることでそれを取っ掛かりにして没入させたり。
今作は物語の側面に沿って、ひとつひとつ丁寧に紐解いていく親切設計。しかし謎の箇所はそのままに、これから少しずつ解き明かしていくのだろうが、それのなんと心地よいことか。まぁそこはメインキャラが3人だからこそできる芸当なのかもしれない。
一人称がコロコロ変わる作品はあまり得意ではないのだが、今作ならば大歓迎。ぜひとも最後まで丁寧な描写を貫いてほしい限りでございます。
そしてやはり気になるのが、10年前に亡くなったという綾音について。いずれは過去の出来事がストーリーとしてあるのだろうが、今から楽しみでならない。
キャラでいうと葵がお気に入り。

初選択肢時点での感想。
生まれ変わり、はたまた本人。なんとなーく、うっすらとそんなことを頭に浮かべながら・・・考察せずにプレイしていた自身にとっては衝撃の展開で驚きを隠せない。
しかしまぁなんという優しい世界。誰を責めるわけでなく、誰を貶めるわけでなく、ただただ優しく受け入れる。小さな村が舞台というのも相まって、世界観最高すぎですはい。
ここにたどり着くまでが多少冗長に感じもしたが、すべてはこの空気感を醸し出すための演出と思えば納得。いやこれ面白いです。
とりあえず葵ルートから。

葵ルート。
前向きになれるいい話。
綾音の事故の葛藤は少し引っ張りすぎかなーとプレイ中感じたが、実際に大切な人が自分のせいで・・・となると、こうなるよなって。いくら年月が経とうとも、こうした出来事でもないと傷は癒えないよなぁ。
なにかを作り出す人は自分の気持ちを強く持っている人が多くて、葵もまさにそのひとり。なんのために、誰のために絵本を描くのか。そこのところが上手に表現できていてかなりの好印象。
この先、またなにか思い悩むことがあるだろうけれど、伊月を始め、信頼できる仲間が多くいるから、今の葵にとって心配はいらないだろう。
心に残る、ほんとうに素晴らしいルートだった。

日輪ルート。
あまり根を詰めすぎぬよう。日輪にだけは言われたくないww
いやちょっとおもしろすぎてもう。
幼馴染が故の悩み。自分には少し・・・いや、まったくわからない悩みなのだが、考えすぎてしまうきらいがある日輪らしいというかなんというか。
そんな内容だからこそ、キャラごとの内実がしっかりと描かれている今作にピタリと当てはまった感じ。
だからこそ日輪が伊月をどれだけ好きかっていうのもしっかりと伝わってきて、こっちまで恥ずかしくなってしまうww
その他、藍魚とのいざこざや綾音との別れ等、どこをとってもほんとうにおもしろかった。
・・・うんはかわいすぎて反則ですねはい。

藍魚ルート。
フルプライスでメイン、しかもルートが3つなことを考えると、大事なところをカットしないでしてほしかった。
医者になった伊月が藍魚を救った、と考えるのが妥当だろうけれど・・・そこに行き着くまでが丁寧だっただけに残念でならない。
恋愛にかんしてはこれまでで一番良かったんじゃないかな。伊月の気持ちもしっかり表現できてた。


ということで終了。
藍魚ルートの最後はどうなのって感じだったが、全体的に非常に楽しめた。
シナリオ担当の冬野どんぶくさんの作品は今作が初となるが、まさかこれほどまで心に響く作品を描いているとは。他の作品もしっかりと買わせてもらいます。
それにしても主人公が空気すぎるのはどうにかするべきwwまぁ一人称がコロコロ切り替わるから難しいのかもしれないけれど・・・でも、そのお陰でキャラの性格やその時の感情をより深く知ることができて、とてもよかったのは間違いない。
発売したのが23年10月、FD出ないだろうなぁ・・・なんだかんだですごく気に入ったから、もっとこの優しさに満ち溢れた空気に触れていたいのだが・・・FD出ないかなぁ。
あ、あと全体的に曲良すぎ。特にあの、タイトル画面で流れていて藍魚が歌っていた、「藍唄-アイウタ-」なる曲。ちょっとCD聴いてきます。

神の国の魔法使い感想。

多少のネタバレあり。
あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

プレイ時間。      総合得点。
約20時間。      ★★★★★★★☆☆☆。


Episode1
なんだか久しぶりのねこねこソフト
20周年ねこコンプと一緒に購入したのだが、分割のため完結するまで時間がかかるということで放置していたら積みゲーと化してしまった今作品。
とりあえずここまで進めてみたが・・・うん、いつもの片岡ともさんで安心。
現代と西暦1000年(平安時代?)を言ったり来たりできるというのは、こうしたコンセプトの作品でも珍しい気がする。
だからこそ次は何をするのだろうとわくわくし、気が付いたら夢中になって読み進めて今に至る。
ただ、ご都合主義・・・と呼ぶには規模が大きすぎるが、お兄ちゃんが完璧超人で違和感しかないwwちょっと色々知識ありすぎだし実現しすぎだしwwまぁこれはこれで、ヘタレな主人公よりはいいのかもしれないが。
あと、日中制作だからしょうがないが、お兄ちゃんがルーに喋る→ルーが日本語に翻訳、といった一連の流れがどうにも回りくどく感じてしまう。お兄ちゃんが日本語を学んでくれればいいなーと期待を胸に。
とかまぁ気にかかる点を挙げてみたが、全体的な雰囲気はいつものねこねこで気に入っているし続きは気になるしで先へ進める。・・・完結してからプレイしてよかった。

Episode2
盛り上がってまいりました!!
EP1では魔法に重点を置いていたが、今回は家族。
ルーとふたりで生活できればそれでいい、という願いから、さつきとも一緒に生活を送りたいへ変わり、果ては長年共に生活してた村のみんなへも愛着が湧き上がり・・・。
こんなストーリーには欠かすことができないキャラの心情もしっかりと描けているしで感情移入半端じゃない。いやもうなにこれ面白すぎます。
やはり一番大きな問題としては、段々と大きくなる時間差だよなぁ。
このままいくとさつきの治療が終わる頃には世代交代を起こしているんじゃなかろうか。
あとはもうひとつ、Wizardシナリオなるもの。
船で渡唐した際にビー玉を欲しがった子が勇者で間違いないのだが・・・現状だとふたつの話は交わることはないのかな?
時間があまりにもサクサク進み展開が目まぐるしくて、感想を書くペースは半分くらいがちょうどいいと途中感じていたが、面白すぎて止まらずにここまでプレイしてしまった。
他にも色々、ほんとうに色々と感じたことが数多くあるのだが、続きが気になるため短めに。・・・完結してからプレイしてよかった。

Episode3
いやぁこれ面白いわ。
途中で感想を挟もうとはしたものの、結局ここまで駆け抜けてきてしまったから色々と起こりすぎて・・・何を書いていいものかww
とりあえず現時点で一番気になるのは小梅がどうなるか。現代人同士、早く打ち解け無事帰れるといいのだが。あとはラン。まだ過去の世界のどこかで生きているとしたら・・・考えたくはないが、おそらく障害になるよなぁと。
というか、出会いと別れの物語を作るの上手すぎ。プレイヤーに感情移入をさせるのが上手、ともいえるが。A子とB子、それに姫さまとの別れもそうだが、そこまで思い入れがないように思える新A子との別れもこれほどまでに悲しいものになろうとは。
それにかんしては年を取らない、という新しい情報が出てきたことによるものが大きいが、それを明示するタイミングが神がかっていて感動を誘うというのがなんともずるい。
あとはお兄ちゃんとルーの過去。予想以上に重いもので驚いた。
心配だったさつきのもろもろもしっかりと解決したし、さぁ今後どうなるか。期待に胸が高鳴るばかり。

Episode4
堂々の完結。・・・とはいえないよなぁ。あまりにも謎を残しすぎた。
小梅がいた場所はお兄ちゃんと違う世界線とするならば、小梅の世界は変わっていないことになるのだが・・・そこらへんどうなのだろう。
EDでは幸せそうに笑う小梅とランが描かれていたし、さつきの魔法でどちらの世界も戦争が治まったって感じなのかな?
あとは魔法陣や最初に出てきたピンク髪の女性キャラ、さつきがどのような魔法を使ったのか等など、まぁ言えばキリがない。
それでもしっかりと感動は出来たし、かなり好みな終わり方だった。


ということで終了。
あまりにも展開が目まぐるしく変化し・・・まぁどの時代をとっても楽しめたことは間違いないのだけれど、これほどまでの盛大なスケールの物語を描くには、少しボリューム不足だった気がする。多くの謎を残して完結させるのはもったいない。
それでもしっかりと感動させてくるのはさすがの片岡ともさんといったところ。
ADVにおいて背景が一番コストがかかると聞いたことがあるが、今作はほんとうにボリュームが凄かった。プレイ時間を考慮したら一枚絵も相当なものだったし、分割も悪くないもんだ。
BGMはいわずもがな、ねこねこソフトの曲はほんとうに毎回素晴らしいですはい。というか流すタイミングとかズルいよね。間違いなくズルいよね。うんズルい
キャラでいえば完全にさつきがどストライクです。性格も能登麻美子さんボイスも最高。
とかとかとかとか、色々考えて★×7という結果に落ち着いた。
当初は日中制作と聞いて不安ではあったが完全に杞憂だった。
新作も制作中ということで、期待しています。