あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

ゆきいろ~空に六花の住む町~感想。

多少のネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

プレイ時間。      総合得点。

約30時間。      ★★★★★★★★★☆。

OP終了時点でのキャラの印象。

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今作終了時点でのキャラの印象。

まる>ちとせ≧樹奈>あきら>翠子。

プレイした攻略順。

樹奈→翠子→ちとせ→あきら→まる。

おすすめ攻略順。

翠子→ちとせ→あきら→樹奈→まる。

好きなシナリオ順。

まる>翠子>ちとせ>あきら>樹奈。


OP終了時点での感想。

20周年ねこコンプ八作目。

実はねこコンプの中で一番気になっていた今作。というのも、冬が舞台の作品が好きなんよな。

以前どこかに書いた気もするが、露出が多ければ多いほうがいい~だとか、水着最高~なんて世はいうけれど、個人的に露出は少なければ少ないほうが好みだったり。だから制服も私服も長袖のほうが好きだし、更にコートなんか着込んでたらテンションマックス。つまり、厚着している冬こそが至高。コートやマフラー、手袋なんかの柄もチェックしてしまうし、更にいえば家の中でぬくぬくしていたり寒さに耐える仕草も最高に好き。

ということはさておき、もはやねこねこソフトお決まりの過去から始まる物語。

しかして内容が重いのなんの・・・涙目になりながらもなんとかここまでプレイ。というかフラグ立てすぎですマルの母親さん。

マルがどうなったのか気になるが、OPで現:宮沢と表記されていたことから作戦は成功したと考えていいのかな?それでも大事件になったのは間違いないし、その過程を早く知りたい。

この作品は、マルが再び雪が好きと言えるようになるまでの物語と思っているため、他ルートを真面目にプレイする気があまりないのが現状。

しかしプレイ前に攻略順を少し調べたところ、マルはラストでということが書いてあったのでどうしようかなと・・・とりあえず樹奈ルートに入るよう進めてはいたが。

というかOPが素晴らしい。曲もいいし語りから入るところもいいし、タイミングも最高。

KINA WORLD.

樹奈視点を出してくれるのは嬉しいが、いかんせん主人公の気持ちが把握しきれず感情移入ができない。健ちゃんは結局、昔から樹奈のことを好きだったのか・・・?それすら把握できないまま終わってしまった。

そして様々なことに対する情報の少なさといったらもう酷い。過去にマルを救ったときの話を出し惜しみ、ということなら理解もできるが、経緯を説明されないまま勝手に話だけが前に進んでいくのはいかがなものか。過去編の最初でしか登場していない翠子さんがいきなり先輩として現れたときにはどうしようと思った。

まぁ最後までプレイして謎も多少は解けたものの、最初に経緯を説明してくれないとわけがわからんのですよ。

ねこねこソフト特有の、過去編での選択肢がルートを決めるってやり方はどうにも駄目な気がする。現在がどういった状況なのか、どのような変化があったのかをまずは明示し、主人公の交友関係をはっきりさせたうえでルートに入ってほしい。もしくは最初のルートを固定化することで解決もする。そうした配慮がないから自分みたいな人が現れるんよ・・・はぁ・・・今ルートはマルルートの前にプレイしたかった・・・・・・。

というかマルにどんだけ秘密にしてるのよと。修学旅行の出来事さえも明かさないというのはさすがに驚いた。親友が故に、ということなのだろうけれど、もし健ちゃんとマルが付き合い始めたら墓の下まで持っていくつもりだったのかな。

ただまぁ、最後までどちらに転ぶかわからない展開の見せ方はほんとうに上手だったし、なによりED後のCパートはほんとうに素晴らしかったということは断言しておく。

とりあえず最初にプレイするべきだったように思っている翠子さんを選んでみよう。

SUIKO WORLD.

あああああああああああああこれやっばい!!!!

前ルートが嘘かのような構成、展開、そして感動!!!!

推奨攻略順公式で発表してくれてもいいじゃない ま じ で ! ! ! !

翠子先輩がなぜ同じ学校にいるの?とか、だれ・・・?ってかんじだった三姉妹とか、樹奈があんなおちゃらけキャラだなんて気が付かなかったよ ま!!じ!!!!で!!!!!!

あーーーーーーもうこれいい話すぎ。ここに書こうとしてたこと全部忘れるくらい熱量上がりすぎてもうやばい。語彙力なくなった。もう死ぬ。まじ死んだ。

CHITOSE WORLD.

ちとせルートはどうせないんだろう・・・そう思っていた時期が私にもありました。

ラムネにおける佐倉さんルートの悲願が達成された瞬間です。よくぞやってくれました!!ちとせちゃんよかったね!!

三姉妹の家族愛、ちとせと健ちゃんの愛情。そのふたつが上手に絡み合った今ルート。小難しい話が一切ないのもポイントが高い。

ちとせが健ちゃんをこれほど好きになったきっかけがずっと気になっていたが、蓋を開ければどうってことない、ほんとうに些細な出来事。しかし、実際はこんなものなのかもしれないなーと。

欲をいえば後日談、あきらとちとせが和解するところもみたいなぁと思ったり。

なにはともあれ、プレイしたら優しい気持ちにさせてくれる素晴らしい話だった。

AKIRA WORLD.

あーーーーもうかわいい!!!!

兄に気に入られようとあれこれ悩みながらもぎこちなく実践する姿、健気に鍵係りを守る姿、そしてグアムにまで付いてきちゃう精神・・・最の高ですはい。

特にクレープ食べてる一枚絵とかもう萌え死にます!!!!なにあの鼻にクリーム付いてることなんて気にもせず幸せそうに食べてる可愛らしい生物!!反の則ですよまじで!!!!

おしとやかになりたいと言っていたあきら。最初こそ成長した正確に面を食らいもしたが、全然余裕でありでした。というかむしろこれしか考えられません。ねこねこさんグッジョブ!!

というかこのふたり、実妹ということをわかっているのかwwそこらへんの葛藤があってもよかったなぁとは思うが、まぁ変に重くなるよりかは今回完全スルー、からのFDでそれを描いてくれれば・・・あるのかなー。

残すところマルルートのみとなったわけだが・・・「この作品は、マルが再び雪が好きと言えるようになるまでの物語と思っている」と最初に書いたが、どのルートでも雪が好きっぽいのよなぁww

ずっと気になっていた、過去にマルをどのように救ったか、宮沢家の一員になった過程がようやく明かされる。

今作がおもしろすぎて終わらせたくない気持ちを抑えつつ、最終ルートへ。

MARU WORLD.

パラレルワールド?!と驚きもしたが、ねこねこ作品ってそういう系の話が多いし、すぐに飲み込むことができた。

それさえ受け入れてしまえば、ただただ感動という言葉しか出てこない。

惜しむらくはキャラの性格がこれまでと違いすぎていたこと。どうしてこうなった・・・。


ということで全ルート攻略終了。

樹奈ルートを終えたときにはどうしようかと思ったが、これは完全に攻略順のミス。マルルートの前にプレイしていれば全く違った印象だっただろうなぁと後悔するばかり。

全体的にみてほんとうにおもしろかった。今は、という限定的な話かもしれないけれど、自分はこうした作品を求めていたのかもしれない。・・・舞台が冬ってのも大きいがww

どこで書こうか迷った挙げ句結局最後になってしまったが、高杉はほんとーーーーに素晴らしい友人ポジでした。おもしろい性格というのが念頭にくるが、いざというときは主人公の背中を押してくれる。今作にはいいところが山ほどあるが、このキャラの存在はあまりにも大きかったことをここに書き留めておく。

ということで曲やキャラ、ストーリーなど鑑みて、★×9という結果に。マイナス1は先に書いた、攻略順のミスによるもの(と、マルルートでの各キャラの変わり様)マルルートの前に樹奈を攻略していたらどうなっていたか。今後改めてプレイした時検証したい。

ゆきいろ~空に六花の住む町~に携わったスタッフの方々に改めて感謝と尊敬の念を。

・・・今の季節は図らずも六花さんの住む季節。そのことをゆめゆめ忘れぬよう、生きていきます。