あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

終ノ空 remake感想。

多少のネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

プレイ時間。      総合得点。

約35時間。      ★★★★★★★☆☆☆。


主体者I 水上行人。

すごく久しぶりの感想。故に書き方を忘れてしまった。

今作の「remake」において、原作のどこが変更されているのかも知らず、というかそもそも原作をプレイしたことがないからどこがどうなっていようが関係ないのだが、これだけはいえる。

素晴らしき日々を知っていると面白すぎるということを。

逆にいえば、終ノ空素晴らしき日々とプレイした人はこの感覚を何十年も前にこれ以上の面白さで味わっているということか。実に羨ましい。

だがもし自分がと考えたとき、当時終ノ空をプレイしていたら先へ進めることはなかったんじゃないだろうか。インターバルがほぼなく終始重苦しい雰囲気が漂っていた今章でギブアップした過去がよく見える。

当時からプレイしていた方が実に羨ましいと思う反面、自分には縁がない作品になっていないことに感謝というお話でしたまる。

いやこれで終わっていいのだろうか、一章のことに何も触れていないがww

まぁいいや、素晴らしき日々と同じ流れだと次の主役は卓司だろう。・・・うん、二章終わって気力残ってたら少し真面目に書こうと思う。

ちなみに相当迷ったが一章の主人公である行人のボイスは切らせてもらった。理由は前にどこかで書いたし長くなるから割愛。

主体者II 若槻琴美。

まさかの琴美視点だったでござる。

第一章で赤ちゃんの話出るんだなーとか琴美は彩名と一度しか会っていないんだなーとかやす子の兄はなんなんだろうなーとかなんかいろいろ。

素晴らしき日々とストーリーは似ているものの、登場キャラが違うというだけで新鮮味があり非常に面白く、これまでとは違う考え方ができそう。

というか若槻という名字で嫌な想像をしてしまうのは気のせいじゃないはずww

続きが気になるから先へ進める。

・・・ブランクがありすぎて文章をまともに書けなくなってしまった。

主体者III 高島ざくろ

素晴らしき日々で一番好きなキャラがざくろな自分にとってはまったく駄目だ。いやなにが駄目ってざくろただの痛い人じゃん。

希実香や卓司との出会いはいずこへ、あの素晴らしく感動したグッドエンドはいずこへ。

カットしすぎというと時空が歪むが、やはりこうしてみると素晴らしき日々の面白さが手に取るように伝わってくる。というかこの下地を作ってなおかつ自らオマージュし昇華させた続編を描き上げたすかぢさんは天才かな?

途中、アタマリバースとかスパイラルマタイという単語を聞いて安心したのはなぜだろうww

主体者IV 横山やす子。

愛がテーマの第四章、とても面白かった。

田荘組が彩名のことを、「ナイアーラトテップ」と呼称していたのがすごく印象的。

第一章だか第二章で、「私は一にして全、私はすべての空間と時間において同等に音無彩名である」と自ら口にしていたが・・・オークション会場にいた彩名はどうして姿形が違ったのだろうか。

特筆すべきは彩名の復活シーンで流れたBGMが格好良すぎるということ。これまではいい意味で陰気臭い曲が続いていたせいもあり、あのBGMが流れた瞬間展開も相まって鳥肌が立つほどテンションが上った。幸いなことにCDが同梱されているから後でゆっくり聴くことにする。

それにしてもやす子ががこんなキャラだとは・・・いや思っていたけど、兄のきよしは予想が外れた。

早いもので次は第五章、お待ちかねの卓司くんがくるのでしょうね(遠い目)

主体者V 間宮卓司。

「いじめの描写や卓司の宗教的な思考や言動、なにより電波具合が度を過ぎてる。電波なくしてこのストーリーは語れないのは百も承知だが、途中少し飽食気味に。狂気テキスト半分カットくらいが読みやすい気がする」

これは初めて素晴らしき日々をプレイしたときに書いた感想だが、まさに理想形となっていた。

最終的に彩名と和解するのが意外だったりざくろに恋心を抱かなかったのが心外だったり、etc...思うところは多々あれど、なんだかんだでほんとうに面白かった。

第四章で薬漬けという表記があった気がするが、卓司が聖水ばらまいたシーンあったっけと思ったり。だが、そうじゃないと信者の説明がつかないし読み落としかな。

おそらく次で最終章、どういった展開を見せてくれるのか楽しみでならない。

NuminöseI・NuminöseII。

ただでは終わらせてくれない今作。わかってはいた、わかってはいたんだけどなぁ。

考察したわけでもすべての文章を吟味したでもなく、単純に今思っていることを書くとするなら・・・世界って7月20日に終わったんじゃね?


ということで終了。

いやこれほんとうに面白かった。

素晴らしき日々と比べるとあっけなく、淡々と物語が進んでいくし、なによりざくろの描写があまりに足りない(ここ重要)

しかし結果★×7(素晴らしき日々は★×6)となったのは、それだけ夢中になった証拠だろう。