多少のネタバレあり。
あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。
総プレイ時間。 総合得点。
約25時間。 ★★★★☆☆☆☆☆☆。
OP終了時点でのキャラの印象。
綾>いろは>樹里>檸檬。
今作終了時点でのキャラの印象。
綾>いろは≧樹里≧檸檬。
プレイした攻略順。
泥亀の月→いろは→綾→いろは&綾→樹里→檸檬。
おすすめ攻略順。
泥亀の月(椎名杳子の取材記録)→樹里→檸檬→いろは→綾→いろは&綾。
(※winterについてはその都度消化)
好きなシナリオ順。
泥亀の月>いろは>綾>檸檬≧樹里>いろは&綾。
泥亀の月感想。
なにこれ面白い。
ということで、面影レイルバックプレイ前に体験版である泥亀の月をプレイ。
本編から数えて8年前の出来事らしいけれど、今後の主役はコマになるのかな?(相変わらず本編の体験版どころか情報すら仕入れておらず)
工場に火をつけたのは誰なのかが気になるところ。阿部(?)だかは重太郎じゃないって言ってたし・・・隼人なんかな?
隼人・・・というかよっちゃんの壊れっぷりもなかなかのものだったが、それすらもを受け入れる泥マサまじかっけーっす!!!!というか本編ではやっぱり死んでいたりするのかな・・・。
とかまぁ月並みの感想しか出てこないわけだが、最初こそ意味がわからなかったものの進めていくうちに自然にのめり込んで感情移入。これが8年前と言わず、このまま先へ進めても何ら問題がないというほど面白かった。
ただひとつ、最初にキャラの性格を知ってしまうと、後からボイスが付いたとき違和感あるんだよなぁ・・・ラノベはアニメを見た後に読む派です。
とりあえず期待を込めつつ本編へ。
OP終了時点での感想。
今作を購入したきっかけは、何度も延期を繰り返すがユーザーからの支持が厚い、ハイクオソフトの作品を一度プレイしてみたいという興味本位によるもの。
とまぁ毎度のことながらそんな些細なきっかけでプレイしているわけだが・・・非常に面白い。
(調べてないからよくわからないのだけれど)「泥亀の月」は本編の体験版という感覚でいたのだが、今作は今作で体験版があるし・・・ということで念のため先にプレイしたが正解だったようでなにより。
それはともかく、まず第一に櫓名の方言がかわいすぎる。「めめ」とか「わち」はもちろんのこと、独特のイントネーションがほんとうにいい味を出している。萌え殺すおつもりですか。
ストーリーも、「泥亀の月」から今にいたる約8年間になにがあったのかを突き詰めていく+櫓名と吉岡建設の今後、という絡み合いが絶妙でいい味を出している。
しかしながら、櫓名が吉岡を敵対というのが言葉だけに見えてしまう、というか友好的に見えてしまうのがいただけない。これにかんしてはもしかしたら意図的なものかもしれないが、いろはが主導権を握っているから手を出しにくい、ということなのだろうか。
もうひとつ惜しむらくは視点が一人称ではなく三人称なところ。・・・悪い点というかただ単にノベルゲーの三人称が苦手なだけだが、これをきっかけに徐々に慣れていければいいなと思う次第。
あと、忘れちゃいけないのが主題歌である「面影レイルバック」
胸を締め付けられるような曲調でどこか懐かしく、聴いているだけで涙が溢れそうになってしまう名曲。茶太は元々好きで聴いているが、屈指の名盤といっても過言ではないほど気に入った。
今後の展開に期待を込めつつ。
・・・・・・綾マジ天使。
いろはが婚姻の話をなかったことにと樹里に伝え、かつ正志が望むのであれば櫓名が吉岡から開放すると宣言した時点での感想。
↑長っ!!↑
キリがいいので一旦ここで。
櫓名が吉岡建設をどれほど憎んでいるのか、その距離を正直わかりかねている。
百聞は一見に如かずという言葉があるように、過去にあった金を巡るいざこざを、当時の背景を振り返るだけでなくしっかり見せてくれればいいのになーと思うのはわがままだろうか。
そうすることによって、(名前を覚えていないがそのとき指揮を取った吉岡の祖母)がどのような手段に出たのか、それにより櫓名はどれほどのものを失ったのか、そしてそのとき樹里はどのように考え行動に移したのか。具体的に見せてくれれば今よりも感情移入が出来ることだろう。
遅くも早くもない、心地よいスピードで展開されていく物語は非常に好感が持てるもので、この先の展開に胸が躍る。
そして地味に気になるのは途中に挟む場所選択。パンツがないだの本馬がどーの・・・ひぐらしのなく頃にが大好きな自分にとってこれはいわゆるTIPS、つまりは今後の物語のヒントというか手掛かりになっている気がしてならない。というか間違いなくそうなのだろう。
吉岡側の背景はまだなんとなくしか掴めていないが、もう既にスパイが鳴りを潜めていてもおかしくはないと思っている。
とりあえず今のところ正志の考えひとつによってどちらにも傾く展開になっているが・・・はてさてどうなるか。
分岐点(樹里・いろは・檸檬)時点での感想。
「相手が憎き吉岡であろうが、櫓名に来てくれた者に対する最善のおもてなしをするのが、櫓名の流儀」
なるほど・・・。
ストーリーの流れは非常によく練られていて面白いのだが、ここにきてふたつの不満が出てきた。
ひとつ目はBGMがコロコロ変わる・・・正確にいうとコミカルとシリアスのバランスがてんで滅茶苦茶な点。バランスが取れていないというか、いきなりシリアスなシーンになるのはよく使われるかも知れないが、それはたまに、そして急にくるから味が出るのであって、こうも多用されると辟易してしまう。
そしてふたつ目はいろいろな問題を後に回しすぎな点。伏線とまではいわないまでも様々な話が途中でぶつ切り場面転換。それらは分岐後徐々に回収されていくのだろうけれど、ここまで多いと小出しにせず分岐に入ってからその話を出せばいいのでは、と思ったりする。
しかしまぁ先にも書いた通りストーリーは非常に面白く、この先の展開が期待できる作りとなっているため、やはりこの先には期待を隠せない。
・・・あと、これは不満点とは少し違うが、樹里がどれほどすごい人なのかが正直ほとんど伝わってこない。やはり「泥亀の月」から本編までの約8年間を本編じゃなくてもせめておまけやFDに入れるべきだと思う。
最初はどのルートにいこうか相当悩んだがとりあえずいろはルートへ。
いろはルート。
・・・・・・終わり?
いやいやいやいや大事なのはこれからでしょう?!しかも見せ場をしっかり飛ばしちゃってるしなんだかなぁ・・・。
設定や世界観がとても好みだから期待しすぎていたというのもあるが、これではあまりに酷い。
今作のメインルートは樹里だろうけれど、いろはルートがこれじゃあ期待薄・・・。
綾ルート。
さぁここからという時にまさかのED・・・なにこの作品まさか手抜k(ry
正直ここに書きたいことが見つからないが、とりあえず綾かわいいよ綾。
いろは&綾ルート。
櫓名のことを考えれば今ルートは一番理にかなっているし、個人的にもどちらか一方とくっつくよりかはこの方がしっくりくるな、うん。
winter(いろはの冬・綾との冬・いろはと綾の冬)
冬編については特に書かないつもりだったが(一応開放される度プレイしていた)少し思うところを。
冬服好きな自分にとっては願ってもいないことだし、櫓名の日常シーンは見ているだけでも楽しいからこれはこれでいいのだが・・・これを執筆する暇があるならば本編のクオリティをもう少しですね・・・。
とまぁそれはいいとして、「少し思うところ」というのはいろはについて。
まったく追求されなかったが、いろは自身の葛藤を期待していただけにがっかり感が半端ない。
他の村人をまとめ上げる立場の当主であるまだ子どものいろは。村人からの支えがあるといっても大きな決断を下すのはいろはなわけで、その重荷は相当なもの。
今まではしっかり出来ていたかもしれないが・・・前回の件を踏まえた上での今回の吉岡の件という理由から、ほんとうにこれでいいのか、こうすることが正しい判断なのか、みたいな葛藤を描いてほしいかったと思うのは自分のわがままだろうか。
・・・きっとどこかで描いているだろうとここまでプレイしたが、なかったからここに愚痴を書いておこうかなと思った次第。
樹里ルート。
・・・なんと書いたらいいのやら・・・・・・。
俺たちの戦いはこれからだ!!
もはや打ち切りと言っても過言ではないなこれ。
檸檬ルート。
あー・・・いや、悪くはないんだよね。
でもさ、もっとこう、いろいろあるでしょうに・・・。
EPISODEも読み終わりすべて終了。
いやーこれほど期待外れだったのも珍しい。
泥亀の月であれほど期待させておきながら、これじゃああまりに酷いんじゃないですかハイクオソフトさん。
延期に延期を重ねた結果がこれですかそうですか・・・泥亀の月を書けたのならば、そのクオリティを維持したまま本編に挑んでほしかった。
世界観やキャラ、加えてBGMなんかがものすごく好みだっただけにほんとうに残念でならない。
FDや続編を期待して★×4に。
・・・綾かわいい。どこがかわいいってほんとうにすべてがかわいい。
浮気(ADVの個別ルートにて)はすれど本妻は戦国乙女の豊臣ヒデヨシな自分だが、綾は相当本気でどストライク。綾だけのFDまじでガチで希望!!!!
・・・・・・ヒデヨシごめんよぉ・・・。