あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

ISLAND感想。

ネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

総プレイ時間。      総合得点。

約25時間。       ★★★★★★☆☆☆☆。

玖音との会話終了時点でのキャラの印象。

凛音>夏蓮>紗羅。

終了時点でのキャラの印象。

玖音>サラ>リンネ≧凛音=紗羅>カレン>夏蓮。

プレイした攻略順&おすすめ攻略順。

夏蓮→紗羅→凛音(?)→NEVER ISLAND→凛音→リンネ。

好きなシナリオ順。

NEVER ISLAND>紗羅>夏蓮>凛音(?)>リンネ>凛音。


玖音との会話終了時点での感想。

いつまでたってもキリがいいところが見つからないのでここで。

どんな物語でも、といえば大袈裟になってしまうかもしれないが、たいていの物語は現実と違い、無駄な情報は一切含まれないものだったりする。

それは話の道筋を立てる情報として存在しており、主人公や各キャラの会話や思想、夢なんかのテキストはもちろんのこと、背景である海や木、家や壺、物語に触れられないことすべてが創作されているからである。

例えば主人公の部屋に音楽プレイヤーが置いてあったとする。ただし、主人公は作中音楽を聴くでも触れるでもなく、ましてや全ルート通したキャラとの会話の中でも一切音楽の話なんかはなかったとしよう。それでは主人公の部屋にある音楽プレイヤーは必要なかったのでは、と考えるのが普通だろう。

しかし現実とは違いこれは創作物。つまり背景担当の人がそれを意図して置いたということになる。そこから読み取れることは、今時の若者をイメージさせたかったのか、極々一般的な家庭で生まれ育ったという表現なのか、はたまた最終的に没となったかもしれないキャラとの音楽の話のために置かれた残滓なのか。こればかりは実際にそのゲームに触れてみないとなんともいえないが、いずれにしろ製作者側はなんらかの意図があって音楽プレイヤーを置いた、ということになる。

そういったことを考えながらプレイすると、特に今作は伏線があまりに多く・・・ストーリーは順序良く情報を小出しにしていく形式で心地よいが・・・情報過多。果たして物語の終わりまでに、これから出てくるであろう伏線の数々を残さず回収できるのだろうかという不安が今のうちからあったりする。それは大元である刹那のことや御三家云々の他、もっと小さな事も含めて、という意味で。

まぁ正直そこまで難しく考えず、展開に身を委ねていれば十分に楽しめそうな気もするがww

今のところ刹那の印象は、真面目モードとおふざけモードであまりにギャップがあり、それに付いていくことに精一杯であまり好きになれず。もちろん今後少しずつ変わっていくのかもしれないが・・・。

しかしメインヒロイン3人を含めた主人公を取り巻くキャラが大変に好印象で、ストーリーに華を持たせてくれるのが救いだったりする。また、主人公の顔を早々に見せてくれたのはほんとうにありがたい。公式HPでも顔と装いが掲載されているが、どのゲームでもこうはならないものだろうか。

・・・・・・ネタバレありきで書くかどうかは迷い中。この先ストーリーが進めばネタバレなしの感想は非常に難しくなると思うから、もしかしたら全開でいくかもしれない。

溺れて凛音に怒られて~時点での感想(夏蓮ルート)

今回もキリがいいところが見つからないのでひとまずここで。

ネタバレなしの感想は無理と判断したの全開で。

ここまでプレイして強く思うことは、刹那ってほんとうに未来から来たの?ってこと。凛音は刹那の子供というのが一番納得がいくのだがどうだろう。

海辺にあった小屋で刹那はお嫁さんと暮らしており、お嫁さんが凛音を身ごもり出産。その後なんらかの理由で過去に(ry

刹那が「未来からきた」と思っている理由は警察署で見た新聞の日付がきっかけなわけで、どうして記憶喪失である刹那がそう思ったのか皆目見当もつかないが・・・もしそれが勘違いであるならば、刹那が凛音に抱いている感情や凛音の父親の「刹那を殺さねば~」のメモの理由等も納得のいく説明がつきそう。

しかしただそれだといくつかの疑問も生じるわけで、一番大きなことだと「玖音どころか島人全員が刹那のことを認識していない」ということ。

たとえ島ぐるみで刹那のことを、「実は知っているけど知らないふりをしている」のだとしても、玖音が刹那になんの感情も見せないのはおかしい気がする。

そう考えるとタイムパラドックスという線か、はたまたほんとうに未来から・・・とまぁそれっぽいこと書いたけどまったくわかりせんねはいww

まだまだ序盤だしそんなに簡単な話でもないだろうから腰を据えてプレイしていこうと思う。

夏蓮ルート。

濃密すぎて引いた(褒め言葉)

今ルートは夏連(と刹那)の成長物語。

人生というのは誰かに頼ってばかりじゃなく自分自身で選択することも重要だったりする。多数決で自分だけがみんなと違う意見でも、その答えを曲げちゃいけない時だってあるわけで・・・それはとても勇気がいることだし反感を買うことだってあるかもしれないけれど、それでもその答えに自信を持つことだって、やはり時には必要なわけで。

大切な人に大切な決断を任せて身を委ねることは間違いだとか悪いことだとは断じて言わないが、それでも自分の心の中の天秤は必ずどちらかに傾いていたりするもの。たまにはその気持ちに正直になっても、決してバチなんかあたりはしないのではないだろうか。

自分で選択し、自分で行動に移し、そして結果を出す。これ、大事。

刹那の物語からは大分話が逸れてしまっていたが、今後の伏線になりそうなものがちりばめられていたなーと。

その中でも守春と龍宮城の件は際立って重要な気もするが・・・今は考察はやめておく。

夏蓮と刹那は正直お似合いには見えなかったのだけれど、それでもふたり好き合っているのは十二分に伝わったからまぁいいじんじゃないかと。・・・凛音がくれたメモを忘れ去られたのは納得していないが(ry

紗羅ルート。

謎が解けていく一方で更なる疑問が浮上していく。完全に手の平の上で弄ばれている感じだが不快感はまったくといっていいほどなかったり。

自分の頭が弱いせいで途中話についていけない箇所があったりしたが、結局のところ「紗羅も万里愛も現代を生きる人」ということでいいのかな?正確にいうなら「未来にも過去にも行ったりしていない」ということ・・・?

紗羅の胸の痣は火事のときにたまたま万里愛と同じ箇所に出来てしまった、と考えたらいいのだろうか。かつて遊んでいたというまぁやなる人物の記憶が紗羅にないのは、宗樹が火を放った際のショックで記憶が飛んだと考えたらいいのだろうか。

他にもいくつか疑問があるが、先に書いたように自分の頭が弱いせいかつ、大事なテキスト箇所を読み落としたりしている可能性があるためなんとも言い難いのがものすごくもやもやするが・・・。

とりあえず過去も未来も関係なく、今の紗羅が幸せならそれでいい。

凛音(?)ルート。

次から次へと押し寄せる新たな展開のお陰で飽きがこない一方、若干それに頼りすぎている感じがして辟易した。それが素直な感想だったりする。

砕けていえば・・・ストーリーはとんでもないほど練られており、「早く真実を知りたいがゆえに回り道をしたい」という矛盾ともとれる、(ある意味今作をなぞらえるような)なんとも不思議な感覚に見舞われた。しかしその一方、「さぁ次はどうくる?!」よりも「なるほどこういう話の持っていきかたか」という、若干冷めた目で見ていたことも否定はできない。

現段階で内容についてあれこれ触れたくないので割愛するが、とにかく続きが気になるから先へ進めることにする。

NEVER ISLAND。

・・・もはやなにを書いたらいいのかわからないほど壮大で壮絶な物語。

これまでの話が根源という名の序章に過ぎないとは思ってもいなかった。

「嘘を本当に変えてやるよ。これまでついてきた全部の嘘を、本当にしてやるよ。誰にも文句は言わせない。誰も傷つけず、誰も悲しませない━━そんな男に、俺はなってやる」

刹那とかかわりを持った「リンネ」を助けるのはこれからなんだよね・・・?それによって本作の点数が大幅に変わってくる。

・・・それにしてもなんという後味の悪さだろう。

凛音ルート。

展開は唐突で粗も目立つが、すべてが繋がる感覚はとても気持ちがいい。

この物語を締めくくるにはまたとないラストで胸をなでおろしている。

玖音の涙はなんだか一生忘れられないものになりそう。

リンネルート。

正直この展開はどうなのかと小一時間(ry

何回も何回も繰り返してきた・・・ねぇ。

それぞれのキャラの気持ちは痛いほどに伝わってきたが、楽しいか楽しくないかでいえば前者だが、どうも付いていけそうにない。

・・・というか凛音ルートでは近親相姦になってしまうんじゃ・・・・・・。


多少時間がかかってしまったがとりあえず終了。

最初の3人攻略した時点では想像もつかないくらい「NEVER ISLAND」が面白く、それに続く凛音ルートもドキドキした。しかし先へと進めていくうちに結局はそのドキドキもどこかへ消えてしまい・・・。

なんというか、話があっちへこっちへとっちらかっていて要領を得ない、という言葉がしっくりくる作品。壮大な物語だからこそこういった手法を取ったのかもしれないが、完全に裏目に出ている。

そしてテキストの効率の悪さ。キャラの会話の途中に刹那の考えが多く入っていたが、どうしても最後まで慣れることはなかった。

・・・せめてもう少し尺を伸ばして、アイランドから竜宮島に帰ってきた刹那がまた失敗を繰り返して~としていたら大分印象が変わってきたように思う。