あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

D.S. Dal Segno感想。

多少のネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

総プレイ時間。      総合得点。

約20時間。       ★★★★★★☆☆☆☆。

OP終了時点でのキャラの印象。

遥月>依愛>乃絵里>ひまり≧天。

本編終了時点でのキャラの印象。

遥月≧依愛≧天>乃絵里>ひまり。

プレイした攻略順。

遥月→依愛→乃絵里→ひまり→ノーマルエンド→天。

おすすめ攻略順。

遥月→乃絵里→依愛→ひまり→ノーマルエンド→天。

(と書いたが基本好きな順で)

好きなシナリオ順。

天>ひまり≧遥月>依愛>乃絵里≧ノーマルエンド。


OP終了時点での感想。

CIRCUS作品は過去にD.C.D.C.II本編、及びFDいくつかをプレイ。しかし数をこなせばこなすほどだんだんと楽しめなくなり・・・理由はマンネリだったりするのだが、ともかく途中で断念しD.C.IIIには一切手を付けず。

今回はD.C.から離れたということで心機一転購入を決意。しかし、万一今作が肌に合わないようなら今後CIRCUS作品を完全に断念するという決意のもとだが。

とまぁそんな事情がありつつもいつも通り読み進めてみた。

キャラの個性は十二分に強いと思うが、いかんせん主人公を含め魅力を感じられない。もちろん個別に入れば大きく印象が変わることはあるかもしれないが、どのキャラもパッとしないというか陰気臭いというか、そもそも全体的な雰囲気がそう感じさせるのかもしれない。唯一BGMが好みなのが救いだったりするけれど。

それから主人公の名前が好きに決められるのはいいとして、デフォルトでも名前を呼んでくれないというのに大きな不満が残る。裏を返せば、一般的にはデフォルトの主人公の名前でのみボイスあり=名前を変更した時点でボイスなし、つまり今作はデフォルトでも名前変えてもボイスはないから気兼ねなく変更してね、ということなのかもしれないが、普段デフォルトにしている自分からしてみれば違和感しかないわけで。

しかし一番気に入らないところは他にあり、それは「12月なのに長袖&冬服じゃない」ということ。年中夏という設定は明らかに・・・あ き ら か に 必 要 な か っ た 。

幸福度が見えるという設定は斬新でなかなかおもしろいと思うが、今のところほんとうにそれだけな作品。大和だかいう杉並もどきはどうなんだろう、依愛としか接していないから今のところはなんとも言い難いが・・・。

とまぁそんな不満を並べつつ、まずは一番気に入れそうな遥月から攻略していこうと思う。・・・楽しめる作品であることを願いつつ。

遥月ルート。

先の感想では結構ぼろくそに書いてしまったが、なかなかに面白い。

安易に二重人格、もといひとつの体にふたつの精神が~となっていないのも相当にポイントが高い。

不満点を上げると正直キリがないほど出てくるが、単純に主人公と遥月には幸せになってほしいなぁと。

・・・ただひとつ(ふたつ)、やはり気になるのが外キャラとの絡みが一切なくなってしまうこと。初代D.C.を彷彿とさせるあたり案外狙ってたりするのかもしれないが。それに加えて伏線回収まで若干長く掛かり過ぎだったのも気にかかった。大人の都合で長くしなきゃいけなかったのかもしれないが、途中ダレた感は否めない。

それにしても遥月かわいい。まっことかわいい。

依愛ルート。

これが・・・これがギャップ萌えというやつか!!!!

あまりにも素の依愛がかわいすぎて萌死んでしまいそうだが、それは厨二病の依愛がいてこそ完璧になっているんだろうなと。つまり・・・これがギャップ萌えというやつか!!!!(2回目)

遥月ルートでも感じたが、どうにも先へさきへと物語を急ぎすぎ、感情移入が不完全なままシリアスな展開へ足を運んでしまう結果となっている。それさえしっかりしていれば相当に面白みを増すだろうことを考えると非常にもったいなく感じる。

乃絵里ルート。

願いが叶うのは、不幸な結果をもたらしてしまうことが多くあるのかなぁと。

そんなものは場合によりけりなのかもしれないけれど、考えてみると案外そうなのかもしれない。

実は楽しみにしていた乃絵里のアニオタ話はどこへやら・・・FDへの布石と考えていいのかしら。

正直書きたいことがあまり見つからないのだがまぁなんだ、バカップルが嫌いな自分でもこのふたりのイチャイチャぶりはなんだか微笑ましかったかな、うん。

ひまりルート。

ストーリーそのものはしっかりしているのだが、いかんせん感情移入が出来ない。

ひまりのことがあまり好きになれないのも原因のひとつかもしれないが、話のスケールが大きいわりに他ルートと同じく基本早足。更には(FDのことを考えてかもしれないが)余計なところに尺をとりすぎていて・・・なんかこう、非常にもったいなく感じた。

主人公とひまりのおふざけの会話について、ライターさんはほんとうにあれでいいと思ったのだろうか。もちろん個人的にだが、「くすり」とくるどころか不快感まで覚えてしまった。

ノーマルエンド。

という名の鳴ちゃんルート。・・・大和ルートではないはず。

鳴ちゃんかわええ。

天ルート。

デコピンや気のないふりなんかでラストに感動を誘うのはいいとしても、これまで4つものルートを攻略しているわけで・・・どうしても主人公の性格の違いが気になってしまった。

ただ、それを差し引いても非常に楽しめる、安定したストーリーだった。

ラストは予想していた展開と180度違っていたものの、恐らくFDを考えてのものだろうな、とか思ったり。

D.S.

奏にバトンタッチ。


多少時間がかかったが終了。

最初こそ、「主人公の名前を呼ばないのは~」「キャラの魅力が~」と不満垂れ流しだったが、プレイしていくうちに前者は気にならなく・・・というかすっかり慣れ、後者は各ルートに入ってからが本番とどちらも杞憂に終わり一安心。

全体的に悪くはなかったが、どうしても気になることがふたつほど。

ひとつがD.C.関連と比べさほど難しくなく気軽にプレイできたのはよかったが、どうしてこう無理にシリアスな展開を作ってしまうのだろう。D.C.を意識してのことなのかもしれないが、どう考えてもマイナスの要素しか生まないと思ったり。

もうひとつ、全体的に話が駆け足気味で感情移入がしづらくもったいない。

これさえなければもっと楽しめたが、今回は★×6という結果に。

FDではシリアスなしで鳴ちゃんルート追加、今回の話のアフターorヒロインの過去にピックアップしてほしいなと思ったり。

・・・杉並があれほど良いキャラだったから大和にはまったく期待していなかったが・・・・・・CIRCUSやるじゃん。