多少のネタバレあり。
あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。
総プレイ時間。 総合得点。
約24時間。 ★★★★★★★★☆☆。
1作目終了時点のキャラの印象。
ツキ≧妙=麗華>彩≧薫=萌。
全ルート終了時点でのキャラの印象。
彩≧ツキ≧麗華>萌>鏡花>萌>妙>杏子。
プレイした攻略順。
彩→(亜希子)→妙→萌→麗華→おまけ(麗華と親しくなろう計画&尊徳の脱童貞記念日)→鏡花→ツキ→杏子。
おすすめ攻略順。
萌→(亜希子)→妙→彩→麗華→おまけ(麗華と親しくなろう計画&尊徳の脱童貞記念日)→鏡花→ツキ→杏子。
好きなシナリオ順。
杏子>ツキ≧萌>彩>おまけ(麗華と親しくなろう計画&尊徳の脱童貞記念日)>鏡花>麗華>妙。
彩ルート。
彩かわえええええええ!!!!とまたもや叫んでしまいたくなるこのルート。
彩のボディーガードが尊から海斗に変更したこともあり、前作ほど尊の色は濃くなく彩が強調されていたのが好印象。
源蔵はもちろん過去のことを思って海斗を拒否しているとは思うが、その反面彩に自信を持たせたいがために料理を作らせたのではなかろうか。というか源蔵のツンデレっぷりには笑ったww
尊と海斗の掛け合いはもちろん楽しいのだが、つよきす2学期のふかひれ同様、尊をいじる=楽しいと思わせる箇所が多少ありそこだけは残念に思う。
妙(&亜希子)ルート。
妙かわえええええええ!!!!んだけど、侑祈を直すために躍起になってるとばかり思っていただけに少しがっかり。
人間誰しも時間が経つにつれ決意は薄れていくもので、その点のみを考えれば妙の考えにも納得はいくのだが・・・あれだけ長い時間共に過ごした侑祈のこととなると話は変わってくるわけで。侑祈を直す気はあるけど勉強したくない、だけど侑祈を直したいというまさにお嬢様理論。海斗に言われて嫌々勉強するんじゃいつまでたっても勉強を好きになれないわけで。
まぁ結局はふたりとも亜希子さんの手の上にいるから最後には妙の才能の開花も示されたが・・・うーん・・・。
形は違えど、妙が海斗一筋で侑祈を見なかったように、今回は海斗が勉強に目がいって妙を見ない、この構図を組み立てたからにはそこで一波乱とまではいかないまでもなにかしらの展開がほしかった。
亜希子さんルートはこれはこれでありなんじゃないかなーとwwその後の妙に対する海斗の言い訳が聞いてみたい。
萌ルート。
なにこの完成度の高すぎるストーリー。禁止区域のことや薫のこと、そして将来の夢や海斗との立ち会い。この短いストーリーに前作の消化不良がすべて汲み取られていた。
将来の夢を自分で決める。麗華や妙、ボディーガードなんかと重ねてよく見えていなかったが、本来どこかのお嬢様は将来が確約されていてそんなことで悩まないんかなーと。もちろん自分でやりたいことを絶対にできるわけでもないし、仮に権力を使って無理に続けたとしても萌自身が苦しいだけだろうし。だからこその3年という期間を設ける。どこを取っても隙がない作りになっててまさに圧巻。
・・・途中から佃吾郎に感情移入してしまい、萌の選択に嬉しくもあり悲しくもあるなんとも言えない気持ちに。
麗華ルート。
どうして鏡花は麗華と同じルートなのだろう。うまく話はまとまっていたものの、どうせなら個別ルート、せめて彩ルートにすべきだったと思うが。
それはそうと麗華かわいすぎ。どのルートをみても海斗のことを思って行動してくれるのがほんとうにツボだが、その全てが前作含め麗華ルートのための布石と考えるとまさにたまらんですはい。
ラストの誘拐は小芝居チックだったが結構な盛り上がりを見せ、かなり満足のいく仕上がりだった。
おまけ(麗華と親しくなろう計画&尊徳の脱童貞記念日)
尊よかったね!!と心から叫びたくなるこのルート。
これをプレイしたところでギャグ要員という立ち位置は変わりはしないものの、好感度はこれまでよりもグッと上昇。
言動がきついときは多々あれど考え方事態はそこまで嫌いでなく、前作のツキルートみたいな立ち振る舞いもたまには見せてくれるしで暁の護衛といえば尊といっても過言ではないキャラになりつつある。
鏡花ルート。
ラストは意味不明だったにしても、まさかここまで感動路線にいくとは。
海斗との初めての出会いももちろんそうだが、なにより鏡花の口から雷太と杏子に感謝してるという言葉が聞けるとは思わなかった。
だがしかし、冷静に考えるとこれは前作の麗華ルートからの続きなわけで海斗は浮気ということに・・・なんで麗華ルートと同列にしちゃうかなーほんと。
口調の件はまぁ少し考えれば想像はつくけど、一応次回作への伏線みたいな感じなんかな。
ツキルート。
彩ルートを始め喋り方に違和感を覚えていたが、今ルートはしっかり前作と同じになっていて安心。
フタッフのお気に入りなのか人気投票で1位だったからなのかその両方なのかは知らないが、ストーリーが綿密に作り上げられていてほんとうに面白く、そして重い。
書きたいことはたくさんあるが、ツキの海斗に対する気持ちが再確認できたというのが一番大きい。
禁止区域での出来事。海斗の父親が悪のように描かれているが、前作麗華ルートでのそれを見る限りそこまでの悪人ではない。海斗を大切に思う気持ちがあるからこそ禁止区域での生き方を教える。他人はどうなっても構わない、自分がよければそれでいい。歯には歯を目には目を。それがあの世界のルールなのだから仕方がない。そこのところをツキはしっかりと把握していて、だからこそツキは海斗のことを嫌わないというのが明確に表現されていてとてもよかった。
杏子ルート。
海斗の強さの理由がここに。
結局のところ最後の最後まで海斗は父親の掌の中だったんだなーとか。後作で語られるであろう海斗の母親が死んだ(?)理由が激しく気になるところ。
杏子の性格が最後まで好きなれんかったけど、なんのゲームだったか忘れるくらいのシナリオに驚愕すると同時に衣笠彰梧さんに尊敬の念を。
選択肢が出るたびテンポが悪くなったのはいただけないが、それ以外はかなり満足。伏線は次回作できっちり回収してくれるであろうことを信じつつ。
笑いあり涙ありで想像以上に楽しめた。
個別ルートの尺はそこまで長くなかったものの、その分内容が濃密に作り込まれていて全く飽きずに最後までプレイすることが出来た。
前作の伏線を回収すると同時に3部作への伏線も組み込む丁寧さは、改めて衣笠彰梧さんはすごいなーと。
また期間を空けて再プレイしたい作品。