あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

無題10。

アポトーシスギリシャ語で花びらが散るって意味。

普通、人間の細胞が死ぬ時って、身体がちゃんとそれを理解して白血球とかが集まってきて、死んだ細胞の処理をするのね。けど老化していくと、ある時、身体に気づかれず死滅するようになってくるの」

「老衰の仕組みか・・・」

「死のプログラム・・・そう言うの。人間は、必ず死ぬようになっている。変わる環境に適応するため、世代交代が必要なのは理屈ではわかるんだけど・・・じゃあ、どうして叔母さんみたいなことがあるのかなって・・・」

「そりゃあ・・・完全な人間なんていないわけで・・・」

「どうして、いないんだろう、完全な人間。

完全な人間がいてはいけない理由がある?それとも進化がまだそこまで追いついてない?それなら理解できるの・・・物理法則上のことなら。

命って・・・子孫繁栄のためだけにあると思う?」

「わからないな・・・けど、人間には心がある以上・・・生きるって意味はあると思う。それが具体的にどういうことなのかわからないけど・・・でもそれって、永遠の命題のような気がするな」