多少のネタバレあり。
あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。
プレイ時間。 総合得点。
約24時間。 ★★★★★★☆☆☆☆。
1st Offence。
★★★★★★★☆☆☆。
2nd offence。
★★★★★★★★☆☆。
3rd offence。
★★★★★★☆☆☆☆。
life sentence。
★★★★☆☆☆☆☆☆。
今作終了時点でのキャラの印象。
琴子>メリル>凛>ひな。
好きなシナリオ順。
2nd>1st>3rd>life sentence。
1st Offence 逸脱者の矜持 タイトル画面が表示された時点での感想。
話題になっている作品のセットが発売されるということでなんとなく購入。
パープルソフトは過去に数作プレイ、あまり趣向が合わなく敬遠していたのだが・・・今作のシナリオはかずきふみさん。作品に触れたことがない方だったので、今作の内容も知らないままに勢いのみで購入した次第。
してここまでプレイしてきたが、なかなかに面白い。
題材が性メインなのはそれこそ趣向に合わないが、それを上回るシナリオの良さ。この先どうなるのだろうとワクワクが止まらない。
しかし、それと同時にこの先の展開がまったく読めない不安というのもある。
上映会を順調に成功させてお金を稼ぐことに成功しました。で、その後は?動画を狙う悪の組織と戦ったり?萬屋のためにまた違うお金を工面する方法を編み出したり?まぁ楽しみにしておこう。
萬屋にはほんとうに裏の顔がないのか、なんだかんだでそこが一番気になっている。理由はどうあれ、クラスのカースト上位が友達のいない陰キャに初めてを捧げてここまで優しくするものだろうか。最後までこのままだと、ただのオタクに優しい天使という神様のような存在になってしまうwwいや別にそれはそれでいいのかもしれないが。
とかまぁいろいろあるが、とりあえず先へ進める。
1st Offence終了時点での感想。
動画が盗まれたと聞いて、ひなを真っ先に疑った自分はもう駄目なんじゃなかろうかww
動画の存在を知っていて動画を持ち出せる身近な人物。栞と手軽に連絡が取れる間柄。トラブルがなければ継続した収入源。
それに加えてテクノブレイクで死んだと推測すると、犯人は凛かひなの可能性が高いわけで、まぁ凛は幼馴染だし、なんだかんだ言いつつ樹を裏切らないだろうってことで・・・。
ひなは樹に見せている以上の裏の顔がないというのはなんだか少し納得いかない自分がいるのだが、思いの丈も聞いたし協力関係も結んでるし、なにより辰也くんまでもを出し抜いていると考えたくはない。そろそろ信じてもいいのかなと思い始めているところ。
心配していた今後の展開については、杞憂で終わり一安心。しっかり面白くなってきた。
まだまだ謎ばかりの琴子とメリル、引いては雨紋会とこれから深くかかわっていくことになるだろうが・・・やはりワクワクが止まらない。
2nd offence 悪の一分 タイトル画面が表示された時点での感想。
グーグルマップとヤフー乗換案内はスマホ史上最大の神アプリだと思う。
ということで始まりました2作目。区切りごとで記事を分けようか迷ったけれど、大した文量でもないしまとめることに。
物語の方向性が決まり、今はその前段階。して、ここを適当にしないのはほんとうに好感が持てる。
「あの机と椅子はどこそこで譲ってもらい、壁紙は~~」みたいにテキストのみで簡略化し、お店がオープンしたあとに物語を展開させることも十分に可能だったはず。
急に文化祭が開催されるのではなく、その準備過程を楽しみたい。急に旅行に行くのではなく、計画を練っているところを楽しみたい。つまりはそういう、前段階を丁寧に描写するのは個人的に好き、というお話。
今作の趣旨は樹の成長がメインテーマ。起承転結の「承」にあたる今回、どのように変化していくのか楽しみでならない。
そういえば、見間違いじゃなければOPで樹がタバコを吸うシーンが入っていたような気が・・・。
2nd offence終了時点での感想。
盛 り 上 が っ て ま い り ま し た ! ! ! !
おっっもしれえええぇぇえええ!!!!
なにこれ先が気になりすぎて一気にプレイしちゃった。
いい感じのところで一度感想書こうと思ったんですよ、でもそろそろ2作目も終わるかな?と思って先へ進めた結果これだよ!!案外長かったよ、もう一波乱あったよ!!
一気に緊張が解けて脱力、正直感想とかどうでもいいから続きをプレイしたいのだが・・・まぁ少しだけ。
日常から非日常へと徐々に染まっていき、今では裏社会の王になりたいと謳う樹。
この変化の様子をほんとうに上手に描いていて、それと同時に周囲のキャラの心情もしっかりと描写されている。かずきふみさんまじすげぇ!!ってなってますはい。
打倒すべき敵も見定まり、物語もいよいよ折り返し。次はメリル・・・そう簡単にはいかないだろがどうなるか。
3rd offence ひび割れから差し込む光 タイトル画面が表示された時点での感想。
この時点で書くには早すぎるのだが、まぁ流れで一応。
2作目の感想では一気にプレイし疲れていたため書かなかったが、これ以上話を大きくしないでほしいという願望がある。
裏社会の王になりたい。このシーンはほんとうに格好良かったが、反面、雨紋会を完全に飛び越えた発言なのが気にかかる。
「雨紋会を潰して見せる」でもなく、「雨紋会のトップになる」でもない、裏社会の王。そしてその発言を助長するかのようなメリルが属する組織の話。
途中から話が大きくなる物語が苦手なため、こればかりは祈るしかない。
とまぁそれはさておき、今回はメリルが主役。この娘を仲間にできれば勝確な気がするのだがさてどうなる。
というかメリルかわいいなー。笑顔の破壊力やばいです。
3rd offence終了時点での感想。
起承転結の転。
そう、転にあたる物語だったんだよな・・・それを忘れさせる平坦な道程に、すっかり騙された。終盤ドカンときてしまった。
倒すべき敵は見定まった。
樹の成長も臨界点に達した。
あとは結末を見届けよう。
life sentence 光の中を一人歩むより闇の中を君と タイトル画面が表示された時点での感想。
やってきました最終章。
これまで散々書いてきた、「裏社会の王になる」という樹の発言。撤回してくれたのは嬉しくもあり悲しくもあるというのが本音。
これを目指してしまうと話が大きくなりすぎてしまい、物語の行く末が自身の好みから逸脱する形となってしまう。反面、好きな台詞だからこそ、実現させる樹の有志を拝みたかった。
地の文でも出ていたように、状況が著しく変わったから仕方がない、ということで納得するしかないか。
前にも書いたが、この物語は樹の成長がメインテーマと思っている。
ひなの件を乗り越え更なる成長を遂げるのか、それともこのまま壊れていくのか。 どのような結末を迎えるのかと同時に、そこのところを特に楽しみにして先へ進める。
life sentence終了時点での感想。
なんだか無難な締め方だったなーと。正直、今作にふさわしいラストとはいえないんじゃないだろうか。
(今更ながらネタバレになるからぼかして書くが)あまりにも綺麗すぎる。正直にいうと、全員地獄に落ちてもらいたかった。
殺人を犯せば法が許してくれない。ただ、正当防衛が成立した場合はその限りではない。ヤクザの世界は今作ほどの知識しかないが、似たような抜け穴が用意されていて、樹たちはそこから逃がしてもらえた。
無為に人を殺めたわけでも騙したわけでもなし、筋道だった算段で悪に堕ちているからこその、救いがあるからこそのこのラストなのだろう。と、納得はできてももやもやは残る。
繰り返すが、全員地獄に落ちてもらいたかった。それは主人公サイドだけの話ではなく、雨紋会やルカ率いる組織、ドラッグを使用している資産家等、悪いことに手を染めた全員。それが自身の思う今作における最高のラストだった、という話。
それはそうと、今パートでも樹の成長がしっかりと描かれていたことに驚いた。どんな状況下でも、周囲の仲間を優先した行動を取れる樹はほんとうに格好いいです。
あとは、組長の考えをしっかりと提示する必要があったんじゃないかなーと。これじゃあ琴子もひなも、あまりに救われない & 今パートのメインヒロイン、凛についてはすべてにおいて中途半端だった。
(・・・・・・細かく書いていたら不満垂れ流しの長文になってしまったためすべて削除)
今現在における周囲の動向、これからNESTが行うべきこと。ここらへんを簡潔にして、それぞれのキャラの生い立ちや思惑を掘り下げてほしかった。
ということで終了。
4作目では不満ばかり書いてしまったが、全体的に楽しめたのは間違いない。
電子ドラッグという題材もいいし、それをきっかに非日常へ徐々に染まっていく様子も非常に楽しめた。
特に2作目、樹と琴子の喫煙シーンはあまりにも秀逸。・・・思えばここが臨界点だったのかもしれないなーとか。
なんだか相当長くなってしまったのでこのへんで。
・・・どこで書こうと迷っているうちに最後になってしまったが、どうしてもこれだけはいっておきたい。
辰也くん最高!!