あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

アマツツミ感想。

多少のネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

総プレイ時間。      総合得点。

約25時間。       ★★★★★★★☆☆☆。

OP終了時点でのキャラの印象。

こころ≧響子>ほたる>愛。

本編終了時点でのキャラの印象。

こころ>ほたる>愛≧響子。

プレイした攻略順&おすすめ攻略順。

こころ→響子→愛→ほたる。

好きなシナリオ順。

ほたる(ED2)>こころ>愛≧響子>ほたる(ED1)


OP終了時点での感想。

想像以上に長くて驚きつつも、無事OPまでたどりつく。

これはもはやこころルートといっても過言ではないくらいストーリーがこころに偏っていて、だからこそ・・・といえば大袈裟かもしれないが、導入部分としてはかなりの好印象。

ストーリーがとても丁寧に作られていてそれぞれのキャラも個性に彩られ、かつそれを主張しすぎずに不愉快に思う会話がほぼほぼない。そしてBGMも主題歌もとても良い。更にはところどころに伏線を残していて先が気になる展開。

といった感じでここまでとても楽しくプレイ出来ているが、どうしても(個人的に)許せないことがひとつ・・・何 故 こ こ ろ を 妹 に し た し ! ! ! !

いやもちろんどうして妹にしたのかはわかるし、それによって感動できたことも確か。なのだけれど、妹というのは血が繋がっているか義理の妹だからこそ味が出るのであって・・・というより無理やり妹にしてしまうというのは今まで想像すらしていなく、かなり面食らってしまったのが大きかったのだが、どうしても、どうしてもこれだけには違和感を覚えてしまう。ただ逆に言えばそこにしか不満がないが故に目立ってしまっているから余計にもったいないと思ったり。

こころルート。

・・・兄妹ってなんだっけ?ということで最初のルート無事終了。

当然だと思っていたものが突然崩壊する。その事実は誰だって受け入れたくないし逃げようとするのは当然のこと。そこからどういう展開へ運んでいくか・・・愛と一悶着、ほたるの暴走等、なにか余計な話が組み込まれてしまうんじゃないかなーと心配ではあったが杞憂に終わって一安心。ただただ誠格好いいですはい。

最終的にあずきさんを騙して~というのは多少のひっかかりを感じたが、病院での一件を考えると親子だろうがなんだろうが、あずきさんにとっては最早関係ないことなのかなと。

こころの性格等を含め、全体的にみて非常にレベルが高くとても楽しめたが・・・最初から飛ばしすぎて、愛ルートは大丈夫なのだろうか。・・・・・・これも杞憂に終わればいいが。

響子ルート。

愛ルートかと思っていたら響子ルートに突入したでござる。

鈴夏の話はほんとうに素晴らしく、当初より伏線を張っていた響子と光一の関係性やそのふたりの鈴夏への認識の違い等々、自然と物語に魅入られ、ラストには感動が待ち受けていたのだが・・・その後があまりに蛇足すぎてどうなのっていう。

こころルートでもそうだったが、どうも個別ルート(選択肢後)は完全におまけ・・・ただえっちシーンを組み込むために作られてる感がひしひしと伝わってくるのがいただけない。

響子はキャラとしてとても好感が持てた。考え方が変~云々は置いといて、素直な子っていいなぁと純粋に思えたり。また、ここぞという時に芯を曲げない性格のギャップもよかったり、なにより愛との関係性が見ていて微笑ましかったり。

愛ルート。

かなり好感が持てる展開だし、当初はあまり好ましくなかった愛も今では大好きになったし、ラストも(特になにも考えずプレイしていたからだけども)鳥肌がつほど良かった。

ただひとつ、どうしても許せないことが・・・や は り 誠 は 誠 か ! !

某スクールなんたらの誠には遠く及ばないものの、どうしてこうも誰かれ構わずえっちが出来るのかと腹ただしくなってきた。

というのも、これまでの里の情報は誠の発言や思考を頼りに漠然と探る感じだったから、「里では誰にでも性欲を発散してもいいのかな?」とぼんやり思っていて、だけど誠には愛という婚約者がいるからひとりだけと、という認識だった。

それがどうだろう、誠とこころがえっちしたのを愛は嫉妬しているではないか!!!!ここで自分の中の里に対する前提が狂い、誠って体良く口実をつくってみんなとえっちしているだけなんじゃね?!と思ってしまったからさあ大変、誠が某スクールなんたらの誠(ry

よくあるADV風に、えっちは個別ルートに入ってからのみ、とすれば全て解決なのだが、なにか意図があった上でこうした構成を練ったのだろうか。愛が怒る理由ももっと違う形でよかったんじゃないだろうか。・・・折角双子の姉の話がとてもよかったのに、完全にぶち壊しになっていて辛い。

ほたるルート(ED1)

「わたしが言うのもおかしいけど━━ほたるを愛してあげてね。何度生まれ変わっても、わたしはあなたに恋をするから」

感動しすぎて思わずメモってしまった言葉。

恐らくED2の方に相応しい言葉になるのだろうけれど、思うところがあって今書いておく。

それにしても挿入ムービーの時点で多大な期待を抱いたのだけれど、結構な肩透かしを食らってしまった。

なにが駄目って、最後の一週間がダレすぎててなんとも。ここをどう魅せるかっていうのは今ゲーム最大といってもいい程の山場であって、「続きがどうなるか気になる、でもほたると別れたくないから先へ進めたくない」という葛藤をユーザーに押し付ける形にしてほしい。そこをどう履き違えたのか、ラストにのみ力を入れて・・・ラストに気合いを入れるのはあたりまえだと思ってしまう自分が贅沢なのかもしれないが。

とりあえずもうひとつのEDがTRUEだろうから期待を抱きつつ。

ほたるルート(ED2)

驚きの展開というわけでもなく王道な展開でもない、十分考えうるクライマックス。

もちろんそれをどのように表現するかで作品の善し悪しが変わってくるわけで・・・本ルートだから当然といえば当然だが、これまでのルートより作品「らしさ」が全面に出ていて非常に楽しめた。

ただあれ、ラストはどうなんだろう。ライターさんはハーレム好きってことでおk?

あとオリジナルさんかわいすぎですはい。


ということで全ルート終了。

プレイ中は酷く感銘を受けていたように感じたが・・・なんというか、後に残らない。

その原因のひとつとして、余韻ブレイカーと称すべき個別ルート(選択肢後)がほんとうにいらなかった。前にも書いたが、いちゃいちゃするだけなら極一般的なADV方式を取ればよかったと思う。まぁ一連の流れを作ることでほたるの印象を強めたかったのかもしれないが、結果的に失敗だったように感じる。

あとは・・・書きたいことはほぼすべて個別ルートに記したため今回は短めに。

ちなみにPurple software明日の君と逢うためにを相当前にプレイしたきり疎遠となってしまっていたが、やはりこの会社のゲームは世界観がいいなぁと改めて。