あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

D.C.A.S~ダ・カーポ~アフターシーズンズ感想。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

総プレイ時間。      総合得点。

約26時間。       ★★★★★★☆☆☆☆。

D.C.P.C.終了時点のキャラの印象。

美春>眞子>ことり>和泉子>月城≧工藤>香澄>頼子>ななこ>萌≧環>さくら≧音夢

本編終了時点でのキャラの印象。

美春≧和泉子>眞子>環≧さくら>ことり>ななこ>アリス>萌>叶>美咲>音夢

プレイした攻略順。

ことり→叶→和泉子→音夢→アリス→ななこ→萌→環→さくら→眞子→美春→美咲。

おすすめ攻略順。

春「(ことり⇆叶)→和泉子」 夏「音夢→アリス→ななこ」

秋「環→萌→さくら」     冬「美春→眞子→美咲」

好きなシナリオ順。

アリス≧美春>和泉子=眞子≧環>萌>さくら>ことり>ななこ>美咲≧音夢>叶。


ことりルート。

相変わらずことりはかわいい。

自分からともちゃんの恋人役を純一と決めたにもかかわらずヤキモチ焼いちゃうとかツボ押さえてるなーとww

無印から思ってたことだが、みっくんは攻略対象にならないのかな。今ルートでますます気に入っちゃった・・・声優的にさくらで満足しろってことですかそうですか・・・。

叶ルート。

無理にまとめてる感じがしてぶっちゃけ特に感動もなかった。

というより、今回は叶ルートというよりか眞子ルートといった方がしっくりくる気がする。純一の気持ちを知りつつデートできることを楽しみにしていたり、叶と別れちゃえばいいのにと心の底で思ったり・・・ひとつ間違えると嫌なキャラになってしまうのだが、眞子の場合、人柄のおかげなのか嫌味と感じない分すんなり受け入れることができたりしたお陰で・・・そこそこ楽しめ・・・たかな?

そしてことりの存在。ことりの場合は眞子と違い、純一を完全に(?)諦めきれているので、そこの対比もしつつプレイするとなかなか楽しめたり。

和泉子ルート。

和泉子かわえええええええ!!!!!!!!

純一よ、和泉子をからかうのはやめるんだ。今すぐにだ!!!!それが愛情表現の裏返しだとかなんだとか、そんなのしったこっちゃあない!!!!・・・・・・あぁ、なんて泉水子はかわいいんだ・・・。

春~Spring~

商店街のガラポンでさくらパークのチケットが当たり~というところから始まる物語。

そのせいでどのルートも似たり寄ったりにみえてしまうが、付き合い始めの初々しさが各キャラによって特色が出ていてとてもよかった。小難しい話が一切ないのもまたよい。

無印でことりは好きなキャラだったから出番も台詞も多いのは嬉しく思うが(世間的な人気のせいで?)ことりルート以外の2ルートで、ライターの「人の気持ちが読めなくなっても純一の気持ちを十分に理解しているんだよー」といった全面的な推しが鼻についたり。というのも、杉並が自分の知っている杉並に変貌を遂げたことで、ことりと杉並を比較してしまっているからなのかもしれないが・・・それにしても杉並格好いいですはい。

そしてやはり、みっくんにもスポットライトがあたっていい気がするんだ!!和泉子ルートのともちゃんめっちゃかわいかったけどさ!!それとはまた別の話なんだよ!!!!


音夢ルート。

・・・ダレ?

いやーまさか音夢まで声が変わってるとは思わなかった。正直声質だけでいうと安玖深音さんのほうが音夢に合っている気がするのだけど、(今作をプレイしていて気がついたが)無印の鳥居花音さんの息遣いや間のとり方があまりに秀逸だったのでやはり違和感を感じたり。

ストーリーはというと、折角のバカンスなのに場の雰囲気をぶち壊すような発言や行動、恋仲であるはずの純一に暴言吐きまくり等々、やっぱり自分は音夢を好きそうにはなれないと感じた。

しかし、ストーリーの出来自体はそこまで悪いものではなく、不安定な音夢と落ち込む純一を優しく支える周りの仲間たちのおかげで終始安定したバランスをとっていたし、最終的に音夢と純一もこれ以上ないくらいに丸く納まったりと、どうなることかとハラハラしつつプレイしていたが完全に杞憂に終わって一安心。

アリスルート。

こ れ ぞ 杉 並 の 真 骨 頂 。

やっぱり杉並はこうでなくっちゃいけない、無印の杉並は少しばかりおとなしすぎだったからね、うん。

それにしてもほんとうにアリスは心の底から優しいんだなぁと。これまでの4ルートすべて(音夢ルートは少し違うが)が嫉妬から構成されているが、アリスは鈍感な純一の気持ちをしっかりと汲み取りそれに合わせて行動や発言をしていて好印象。もちろん音夢に多少なりとも嫉妬をしていたっぽいが、あれは嫉妬というより単純に羨ましいということだったし、無印での杉並に対する恩も忘れていないと女神さまのようだ。

ピロスキーもストーリーと上手に絡んでいてそこもまたよかったり。

ななこルート。

うひゃおぅっ!!もはやネタキャラになっていたななこルート。

展開は非常に読みやすく、オチも完全に予想通り。というより先にアリスルートをプレイしていれば10人いれば9人は気が付くような作りになっている。

それはつまり、プレイヤーがオチをわかっている状態でなお、その間キャラがどういった発言や行動を取るのかという、そこが見所だと思ったのだけど・・・まぁなんというか、完全に肩透かしを食らう形になって残念ですはい。

ただ、音夢とアリスを探しているときのななこの妄想は声だしてワロタwwwwというよりもななこはうんちく垂れてる時よりもなにかとパニクってる時のほうがかわいいなと。・・・あぁやっぱりネタキャラなのk(ry

夏~Summer~

これまでの流れからして無印の各ルートの続き、ということは明らかだが、音夢ルートとななこルートでアリスが心を開いていたという点が気になった。その2つのルートでアリスはピロスキーを持っていなかったし、美春はともかく純一にも杉並にも抵抗は感じられなかった。ということは、無印の音夢ルートやななこルート後に純一がアリスと接点があったように思うのだけど・・・・・・大人の事情だったりスルノカナ?それと無印音夢ルート後に看護学校に途中編入したのかな?もしかしたら記憶違いかも知れないが、そこのところはあやふやなまま終わった気がするから、その間を詳しい説明がほしかった。・・・というより考えてみると、ことりの能力の話も(ry

あと、セバスチャンの声怖い。無印から声優変わった気がするのだけど、普通に話しててもなにか企てそうな、アリスの執事というのは仮の姿と言われたらつい信じちゃいそうな、そんな声質になってて終始気になった。


萌先輩ルート。

さぁこれからなにが起こる?!からのED。

環の予言した悪いことは明日美関連の事じゃなく、もっと別のギャグ調なことだと思っていたから拍子抜け。

とまぁそれは置いといて、萌先輩というキャラクターはそこまで好きになれないのだが無印に負けず劣らず萌先輩ルートはおもしろい。ちなみにおもしろいというのは、無印ではストーリ、今作では萌先輩の人間性ということでベクトルが別だったりする。

啓一のことを上手に処理できた萌先輩の明日美に対する気持ちのリンクだったり、大事なところは譲らないという一貫性を持っていたり、ちょくちょくツボを刺激してくる感じがとても心地良かった。

環ルート。

無印同様また純一の様子がおかしい・・・と思ったのは最初だけで安心。むしろラストで環に、「すべて環の行動があってこそ未来は変えられたのかも~」のくだりはとても格好良かった。

環の性格が心配性すぎると純一は言っていたが、未来が見える人が「死」を連想させる夢を見たならば、環だけでなく誰もが不安がるものだと思う。

ストーリーに関して、秋の夜長にぴったりな・・・とまではいかなくてもほどよく怖い雰囲気が出ていてとてもよかった。

明日美に関しては萌先輩ルートのみだと思い込んでいたから完全に蛇足、というよりも前ルートで萌先輩があそこまでしなくても初めから環に頼めばよかったのでは・・・とも思ったが、心臓のことや香澄が消えたあとに明日美の泣くシーンやらが多少変わっていて、しっかりと考えられたシナリオに拍手を送りたい。

そしてさくら。いつもそうだが、今回は特に純一にひどくつかかっていたのが気に障った。萌先輩ルートだとそんなこともなかったのに・・・無印でさくらと環は仲よかったはずだけど、なにか理由があったっけか。ウル覚え。

さくらルート。

そして誰もいなくなったっちゃ!?とはならず。少し期待したけどダカーポだと考えられないかww

ああいった場面での悪ふざけはどうなのだろうとか思ったけど、まぁよく考えなくてもさくらは魔法使いなわけで。辻褄なんてあとからふっと沸かせればいいし、さくらの願いが通じて2人きりになった感じなのかねぇ。神隠しという環の話は嘘だったにしろ、こういった答えの明かされない演出は味があって中々よかった。

にしても、明日美話をここでも引っ張っちゃいますか・・・萌先輩ルートでの萌先輩の頑張りは一体なんだったのかと問いたいわけで。環ルートでの悪霊云々もなかったし、それなら初めからさくらがやれよと(ry

秋~Autumn~

夏でもそうだったが、無印の個別ルートの世界線からは少し外れたパラレルワールド、といったら大げさかもしれないが、大人の事情でストーリーが理解しやすいようところどころ修正されてるんだなと。

このメンバーの中でのムードメーカーがさくら(と一応香澄)しかいなくてどうなることかと思ったが、人里離れた別荘や少し恐怖めいた話という雰囲気を作り出すためということを考えればこのメンバーは適任だったなと最終的に思ったり。

何度でも書くが、明日美話を3ルートとも引っ張らなくてもよかった。環・さくらルートで明日美話は正直ないほうが上手にまとまった気がするし、展開的にほぼ一緒なので飽きがくる、というのが本音。


眞子ルート。

・・・ダレ?(パート2)

いやーまさか眞子まで声が変わってるとは思わなかった・・・いやまぁアバンで気が付いてたけど、音夢と違って違和感バリバリ。長崎みなみさんハマり役だったなぁとしみじみ。

純一が大切かフルートが大切か。なんだかよくある、「私と仕事どっちが大切なの~」ってのに似てるなと。どっちも大切だからこそ悩む訳で、答えなんて出るわけがない。完全に理不尽な二択なのは間違いないが、実はそれはその質問を呼び起こしてしまった過程が重要だったりするわけで。

人間はもっとそういうことにかんしては欲深くていいと思うんだ。どっちも大切ならばどっちも大切にすればいい。どちらかを疎かにしたばかりにそんな質問を投げかけられてしまう。でも人間、そんなには器用にはできていなわけで。

「世界で一番そのフルートを上手く吹けるのも、世界で朝倉の恋人になっていいのも、あたしだけだっ!そのフルートの一番の親友で、朝倉を誰よりも愛している、水越眞子はあたしだけだッ!」

昔から、不器用ながらも一途に追いかけている眞子にしか言えないこの台詞に思わず感動してメモったが・・・うん、眞子いいなぁ(しみじみ)

結局ニセ眞子の正体は明かされず仕舞いだったから、他ルートが気になるところ。

美春ルート。

「ロボ美春が恋仲にあった美春であり、本物の美春とは別人。そうすると本物の美春が目覚めた今、付き合わないということに・・・ってなことにはならないんだろうなwwかなり前から、特に純一には親近感があり、なによりオルゴールの鍵を手放していない。そう考えると、経緯はどうあれロボ美春であろうと本物の美春であろうと結果は変わらないんだろう」

無印版美春ルートの感想を引用したものだが、美春の気持ちしか考えていなかったのは我ながら不覚だった。もし実際にこういったことがあればどうだろうと考えると、今回の純一の気持はよくわかる。

顔も一緒で性格も一緒、言動から行動から好きなものまで一緒で、ただひとつ違うのは思い出。恋愛感情はいわゆる思い出の集合体なわけで、お付き合いするには気持ちが通ってなければならないわけで。・・・ちなみに美春にしてみれば、子供の時から恋愛感情を抱いていたわけだからロボ美春のことはあまり関係がない。

今回もミハルが出てきた理由は明かされず。といっても答えはもはやひとつしかないのだが、あのバイトの女の子が何者なのか・・・頼子さんルートでわかるのかな?

美咲さんルート。

美咲さんの性格のせいなのか、いまいちパッとしない今ルート。

頼子さんが西町で善行を積む理由の説明はあったものの、それはもっと早い段階で美咲さんに言ってあげてもよかったことではないだろうか。というより、美咲さんと頼子さんは初対面なわけだからもっと会話をする機会があってもよかったのではないだろうか。

美咲さんの性格は徐々に変わっていくとは思うけど、そのときの美咲さんのルートをプレイしてみたいな。

冬~Winter~

結局謎は明かされないまま終了。恐らく最後に出てきたAnother Sceneで穴埋めだろうからそれは置いておくとして・・・。

春夏秋もこういった形を取れば今以上に楽しめたと思う。というのも、春は似たり寄ったりな遊園地での話、夏は似たり寄ったりな無人島での話、秋は似たり寄ったりな別荘での話と代わり映えしないものを見せられ、恋人は違えどシチュエーションの微々たる変化を楽しむというよりかは、場所ではなく現象が一緒な全く違う今回のようなストーリーの方が楽しめたと思う。

眞子と美春がいたという理由で一番楽しみにしていたが期待を裏切らない出来だった。


Another Scene。

バイトの女の子と純一の、甘くてちょっぴり苦い恋の群像劇のはじまりはじまり・・・とはならず拍子抜け。帽子の女性と関係があるとばかり思っていただけに・・・結局ダレ?(パート3)

それはそうと、なんかすごくよかった。うん、すごくよかった。


ということで香澄のアルバムも見て全ルート終了。

先にも書いたが、やはり冬以外はどれも似た形式が取られていたためすぐに飽きが回ってきたが、個性的なキャラが多いためそこそこ楽しめた。

その影響で、「好きなシナリオ順」はあれこれ混ざっているため案外適当だったりする。

特筆すべきは杉並。無印では主人公のただの親友ポジだったが今回は謎めいたキャラに昇格(?)し本領を発揮。自分が知っている杉並になってくれて嬉しいよ!!やはりダカーポはこうでなくちゃ!!