多少のネタバレあり。
あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。
総プレイ時間。
15時間。
得点。 ★★★★★★☆☆☆☆。
漫画は未読。
ひぐらしの原点ということだが、よくまあこれほど多くのプロットをこの短い物語に組み込めたなーと。もし最初にこの作品を発表していたら、突拍子もない話+情報過多にてモチベ喪失。鬼隠し編すら手を付けない人が数多くいたことだろう。
しかし実際に発表された順は逆であり、事実を知ってる今だからこそ素直に楽しめる。疑心暗鬼や雛見沢症候群、どこまでが現実でどこまでが妄想か。その他ひぐらしを語る上では欠かせないコンセプトを軸に構成されていて、ネタの使い回し(実際には逆だが)にもニヤリとできる。
立ち絵は最初驚いたけど、これはこれでありかなーと途中から。・・・魅音と梨花ちゃんの私服姿は見たかったけど。
得点。 ★★★★★★★☆☆☆。
アニメで内容を知っていたものの、原作絵、BGM、そしてテキストの三拍子が揃うと全く別物と化す。ストーリーの理解度はもちろんのこと、言葉の重みも心情の変化も感情移入度も勢いも迫力も全てが段違い。ひぐらし以外では滅多に見ることのない燃える展開は本当に楽しかったし涙腺崩壊。
そういえば画面が暗転する度自分の泣き顔がディスプレイに写り複雑な気分にww
ただ、やはり沙都子を救い出す72時間は魅せ場としてしっかり描いてほしかった。テキストがなくても立ち絵の移り変わりだけで成り行きがわかる、これもひぐらしの魅力の1つというのは百も承知だが、圭一とレナの共同戦線をもっと見たかったし魅音はいかなる場面で圭一たちの前に姿を表したのか、助けに来てくれたことを知った時の沙都子の反応や仲間とのやりとり、梨花と羽入の会話等、アニメでは伝わってこなかった興奮と感動を原作で・・・以上、原作厨の戯言。
アニメではyouが流れて「俺たちの戦いはこれからだエンド」だったが、今作はこれからが本番とでもいうような新作PV。この後に続く神姦し編に期待。
神姦し編。
得点。 ★★★☆☆☆☆☆☆☆。
これまでの話と比べ規模の大きさに面を食らう。
規模が大きいといえば真っ先に思い出すのが言祝し編だが、5次元の概念等のファンタジー要素が強くとも、原作で語られなかった羽入の過去や桜花の生きた時代を描いていたりで全く抵抗はなかった。更にいえばあの出来事は伝記によるものだから真偽の程は不明という設定もすごくよい。
しかし今作、神々の陣地の奪い合いという完全に取って付けたような後出し設定、世界全土にまで広がった舞台、新キャラに魅力を感じない、更にはネタをふんだんに取り入れてはいるものの狙いすぎてて二次創作に近いレベルととにかく多方面からそういった意味で衝撃を受ける。
どこをどう取り違えばアウトブレイクからこういったストーリーが生まれてくるのか不思議でならない。
新規BGMはほんとうにどれも素晴らしく、やはりひぐらしにはサウンドノベルという言葉が一番似合ってるなぁと改めて。
すべてプレイし終えてからのフタッフルーム。毎度のことながらしんみりさせていただきました。