あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

ぶらばん!-The bonds of melody-感想。

多少のネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

プレイ時間。      総合得点。

約30時間。      ★★★★☆☆☆☆☆☆。

OP終了時点でのキャラの印象。

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今作終了時点でのキャラの印象。

みなせ>委員長>由貴>妙>須美。

プレイした攻略順。

委員長→須美→由貴→みなせ→妙。

おすすめ攻略順。

お好きな順で(妙はラストがいいかも)

好きなシナリオ順。

妙>みなせ>由貴≧委員長>須美。


OP終了時点での感想。

ゆずソフトのPENTABOXなるものを購入したため発売順にプレイしようと思い、久方ぶりの更新。

その第1弾となるぶらばん!なわけだが、実は以前エビルートのみ攻略したことがある。

思い起こせば幾星霜、初めてPCを購入したときに話は遡る~って思い出話は長くなるからカット。

実際のところ、ブラスバンド部が対決&キャラくらいしか覚えてないからほぼ初見プレイになる。

幼馴染、委員長、おてんば娘にお嬢様、それに加えて内気キャラと見事なまでにテンプレキャラが揃っているが、それが当時の流行りだったから仕方がない。というかいまやそれが王道になっているわけで、初心に帰ったようなわくわく感まである。

忘れてはいけないのは健太郎の存在。こんなに濃かったっけというほどあまりに濃密。OPまでという短い時間だが、主人公の親友ポジがいかに大切かを思い出させてくれた。ありがとう健太郎

4/27(委員長と初えっち終了)時点での感想。

区切るタイミングを完全に逃してしまったがひとまずここで。

委員長かわいすぎません?正直この感想以外は邪推に思えてくるほど好みのタイプ。

身長を知りたいけどHP見ても公式設定ないのよなぁ。立ち絵的に相当小さい感じするけれど、エビと比べてどうなんだろう?

・・・ストーリーのほうは、とにかくとっちらかった印象。

委員長ルートを辿っているのにエビが商店街に向かう謎を提示したり須美の部の移転・・・まではいいとして、そこからなにも展開がなかったり、その他にもいろいろと、これ共通で入れる意味ある?と突っ込みたくなることが多い。

それに加え、妙の「パンガナイナラオカシヲ~」をあっさり信じてしまうことや、健太郎が主人公の制服を隠すといった謎の行動、目覚まし時計50個というありえない数等々、ライターさんはなにを思ってこれらの文章を書いたのかが非常に気になる。

なにより主人公である純、性格あまりよろしくないよなぁと。いわゆるクズ主人公・・・は言いすぎかもしれないが、間違いなくその部類。そして何故かそんな人の周りにいい人が集まるというお約束。

まぁ委員長のみで考えると、キャラの個性を活かしつつ問題も解決に向かったし、それほど悪くないと思う。とりあえず許すまじハゲ先生。

あーやっぱり委員長かわいい以外は邪推だったなーと思いつつ先へ進める。

委員長ルート。

エビルートのみ攻略済みと先に書いたが、恐らく途中までプレイしたの間違いであろう。なぜなら、何年経とうがあんなにも素晴らしい演奏の演出を忘れるはずがない!!

いやなにあれ力入れすぎじゃないですか。確かに今作最大の見せ場であることは間違いないが、それにしたって約13年も前の作品でこうもクオリティが高い演出をゆずソフト一作目、しかもADVで出せたものだと素直に感動。OPも力が入っていたし、音楽を題材にしているから大事にしようというコンセプトのもと作成されたのかもしれないが・・・いやはやほんとうにすごい。

ストーリーは可もなく不可もなく。予想通りというか、それしかないだろうという展開で丸く収まる。欲をいえば、相手方の練習風景や演奏をもう少し見たかったりハゲ先生にはもっと痛い目を見てもらいたかったり色々あるが、まぁそれは文字通り欲張りなのだろう。

委員長は相変わらずかわいい。まっことかわいい。性格はもちろん、容姿とか髪型なんかも好みで・・・戦国乙女のヒデヨシ好きならこの気持ちわかるはず!!

とりあえず次は須美ルートを攻略しようかなと。

・・・主人公はどうも・・・いや、なんでもないですはい。

須美ルート。

純がすべてを台無しにしているんじゃないか説を唱えたい。

いやほんと、この主人公なんなの?須美のいじめに気が付くの遅すぎだし、気が付いてもほぼほぼなにもしていない。伊丹さんが怪我してからお見舞いに行ってないどころか体調すら須美に聞いていない、それに加えて付き合ったと同時にすぐえっち。

書いていけばキリがないほどこの主人公駄目すぎる・・・単純に、近くにいて優しくしてくれたって理由で須美は好きになったんだろうが、相手はしっかり選ばないと・・・健太郎のほうが全然魅力的じゃん。

そして肝心のストーリー。これ一歩間違えば名作になっていたと思う。

展開が行ったり来たりでまとまりがなかったり、もう少しだけ解決の兆しを見せてくれたりしてほしかった・・・まぁ微妙に思えた箇所も多いが、それにあり余るプロットの成熟さ。

ただでさえ難しいテーマであるいじめを題材に対し、真っ向からぶつかっていく展開は見事。須美の心情も全体的にしっかりと表現されていたし、文句のつけようがないほどそこは素晴らしい。

だからこそ、純がすべてを台無しにしているんじゃないか説を唱えたい。

これ正直純が主人公じゃなきゃ、もっと荒んで横暴な、それでいて爽快感あふれる展開を作り出せたように思うんよね。更には一歩も二歩も踏み込んで、それこそ赤城山ブラスバンド部全員を巻き込んだ大騒動って線もありえたわけで。

そんなことを考えるとひっじょーーにもったいないストーリーだったなと。

・・・あと、須美はとてもかわいかったですはい。収録ミスの「パート2」は最高でしたはい。

由貴ルート。

銀賞を獲得するほどの実力を持った円山がなぜ負たのかわかりすっきりした気分。

最終的に行き着いた先が同じとはいえ、過程が違えば見え方も異なる。ひとりだけライバルキャラを入れたのは素直にうまいなーと思う。

それにしても由貴かわいいなー。こういうのを典型的なツンデレキャラっていうのかな、お嬢様要素と相まってひっじょーにかわいかったです。

・・・うん、これ以上書くことがない。主人公批判しないと文章の長さもすっきりするんだね!!

みなせルート。

いい話ではあった。それは間違いないのだが・・・学生(しかも18歳以上)が夜の商店街を歩いただけでそんな騒ぎになるのかと気になってしょうがなかった。まぁ地域性の問題なんだろうが、それにしたって退学だの停学だの問題視しすぎでは。

というか純が気に食わなさすぎてあまり内容が頭に入ってこない!!

いやなんなのこの主人公、みなせはもちろんこれほどいい性格なヒロインとくっつくのがほんとうに気に食わない。

これまで数多くのADVに触れてきたが、ここまで主人公に嫌悪感を抱くって初めてじゃなかろうか。

そんなこんなであとひとり。幼馴染である妙ならば、ジュンくん好きオーラ全開な妙ならば、とかすかな期待を胸に秘め。

妙ルート。

やはりというべきかなんというか、純には妙がお似合いだなって(妙には純がお似合いとは言っていない)

昔からの付き合いで今もこうして親しくしてくれている妙や健太郎、それを囲むヒロインズや部長と慣れ親しんでくれる部活の仲間たち、お前を部長に選んで正解だったと胸を張る和音先生。

この主人公には、少なくとも自分には決して理解できない不思議なオーラが発せられていて、それのお陰で周囲を騙せているのだろう。はたまた地球とはまた別な惑星の話で、純みたいな性格の持ち主が好かれる世界なのだろう。

それにしても春奈先輩よくぞ引っ叩いてくれました!!もうね、どこぞのコピペよろしく拍手喝采ですよ。

当初こそ考え方が大人染みすぎ、悟りの境地に至る寸前みたいな感じでなんだかなーと感じていたのだが・・・いやはや、主人公には絶対必須な人材だった。・・・もしかして春奈先輩というキャラを立たせるため、わざと主人公をこんな性格に?!

なにはともあれ妙も十二分にかわいかった。それあ間違いないですはい。


ということで終了。

キャラがかわいいという理由で投げ出さなかったものの、今作は正直ひどいと思う。

何事も煮えきらない態度で相手のことを考えずたまに考えても雑すぎて的を大きく外している。周りから優しくされて当然と言わんがごとく稀に感謝の気持ちを表現したかと思えばそっけない態度でまるっきり感情が込もっていない。いたずらなんかされた日には暴言暴力あたりまえ。感情の機微に恐ろしく疎く相手を怒らせたり不安にさせることもしばしば。相手の気持ちを一切考慮せず告白後すぐや時と場所をわきまえずのえっちな誘い。よくわからないことは都合よく解釈しそのまま放置。たまに冗談をかますも大抵が相手を困惑させるか怒らせることばかりetc...を主人公にしたことが間違いだと思います。

耳に残るBGM、映像の力の入れ方、そしてキャラのかわいさを考慮し★×4という結果に。

・・・ゆずソフトの作品は今回始めてだが、次もこんな主人公だとさすがに投げ出すかもしれない。