あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

フォセット―Cafe au Le Ciel Bleu―感想。

多少のネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

プレイ時間。      総合得点。

約30時間。      ★★★★★★★★★☆。


SIDE TSUGUMI-SEVEN。

たたかう幼なじみ。

雰囲気、空間、そしてキャラ!!なにをとっても最高すぎてどうかなってしまいそう。

いつまでもいつまでも、ずーっと浸っていたくなる心地よい感じ。

もうこれ以上の言葉が出てきませんとですはい。

『静』と『しず』の憤慨。

成長しようがしまいが、静はかわいいということで(えっちシーンを飛ばしているから軽くしか内容がわからない)

いけない! さえちゃん先生。

ここまで引っ張る必要があったのかというくらいお宝の内容が明かされずもやもやしたww

ストーリーは相変わらず面白かったが、この状況で会長がふたりの関係に気が付いていないというのは無理があるなーとか思ったり。

わたしのかけら。

せっ・・・切なすぎる・・・。

ネタバレになるから多くは書かないが、いちからプレイしたくなった。

あたしにも、翼をください

裏で悪巧みをしたりみんなをまとめ上げる会長さんもいいけれど、こうした一面もまた新鮮味があってすごくいいなぁと。

それにしてもこのふたりはお似合いすぎる、もしかしたらつぐみ寮の中で航と一番なんじゃないかってくらいに。

獅子心中の虫より腹の虫。

毎度のことながら、つぐみ寮生が一丸となって仲間のために敵へ立ち向かうという構図はほんとうに、ほんっっとうに楽しませてくれる。

「つぐみ寮生が一丸となって」というのはどんな形であれ、今シリーズにおける本義だよなぁと改めて。

この冬空に歌声を―。

つぐみ寮の最後に相応しい、というかこれ以上を望めないほど心温まる優しいストーリー。

・・・ここまでプレイしてきて心の底からよかったと思える。

追記。

この機会に常々思っていたことを少しだけ。

学園長と教頭は敵という描かれ方をされ続けてきたけれど、それはあくまでつぐみ寮生の観点からであって、南栄生島に住む住人からではないんだよなと。

つぐみ寮を潰すことに手段を選ばなさすぎるというのは相当な難点だが、それでもこのふたりはそれなりの理念を持って南栄生島繁栄のために努力していることを忘れてはいけない。

だからこそ学園長は町議会になるための選挙において町人から数多くの支持を集められるわけで・・・。

つまり何がいいたいのかというと、みんなこの島を愛しているんだよな、と。ただそれだけ。

陽だまりのヴァージンロード。

一つの物語が終りを迎えた・・・と同時に、始まった。

航と海己、いつまでもお幸せに。


SIDE TSUGUMI-SEVEN APPENDED。

桐島沙衣里シリーズVol.1 女子大生沙衣里 甘い罠・恥辱の就職活動。

いやぁ面白い!!こういう小話大好き。

ちなみに秋島さんってのは香奈子さんだったりするんだよね?

こうした裏設定もいい味出してて更にいい感じ。

新入生は専業主婦?

海己が入寮したときの話。

凛奈はもちろん、宮が初めてつぐみ寮に来たときの話は何度もされていたが・・・つぐみ寮生全員分、どんな感じだったのか知りたくなった。

例えばさえちゃんと会長の出会いだったり、会長とヒロ先輩の出会いから恋に落ちるまでだったりエトセトラエトセトラ・・・あぁ想像が止まらない。

すべてはつぐみ寮のために。

会長がつぐみ寮のことをどれだけ想っているか、また、どれだけ頭の回転が早いか。

本編だけでも多く見てきた光景だが・・・嘘でも何でもなく、純粋に飽きがこないし毎回楽しい。

いっしょにはいろ。

静が寮のみんなとそれぞれお風呂に入るお話。

静の成長日記なんかもこうした形でプレイしたいなーとか思ったり。

おこたとおせちとおとそとお年玉。

宮がつぐみ寮に仲間入りする前の話。

大貧民がどーのこーのとどこかで言っていたけれど、この時の話だったのか。

それにしても滝村さんほんとうに苦労しているんだなーとww

プレ・プロローグ。

前日譚。

どのような経緯だったのかずっと気になっていたからこうした形でプレイできてよかった。

航は送別会でサザンフィッシュにいたらしい・・・誰のだろう?

プレ・プロローグ その2。

前日譚その2。

同僚のだったらしい。

本編が始まる前、つぐみ寮ではこうした会話がされていたんだなぁと。

海己が言っていた、「どれだけ辛く悲しい出来事があったとしても、南栄生島を好き」でいられる気持ちは、いろいろな面において重要なことだよなぁとか。

あーーーーもうこの作品好きすぎる。

いっそのこと一年前の、男子寮がまだあって航が今より荒れてた時期の話も見てみたい。

パシられて南栄生島。

これまでとテイストが違う!!と調べてみたら、テックジャイアンに付いてきた体験版らしい。

普段どのゲームにおいても体験版をプレイしないのだが、「時間がもったいない」という理由からだったりする。

そもそもゲームを購入する決め手としているのは、HPの雰囲気やシナリオに力を入れていそうなこと、あとはシナリオライターやメーカーだったりする。

もし自分に合わない作品を購入してしまった際、「体験版をプレイしていればー」ということがあるにはあるかもしれないけれど、序盤だけでなにがわかるのって思ってしまうわけですよ。

序盤がすごく面白いのに後半でダレる、逆もまた然り。そうしたことは決して珍しくないわけで、それならいっそ自分の直感を信じてゲームを購入してプレイして、そこで初めて歓喜なり落胆なりすればいいと考えている。

しかし今回、本編の序盤ではなく新規に書き下ろされた(?)体験版&本編をプレイ済み、というふたつの要素から・・・おさらいというには知りすぎてしまっているが、非常に楽しくプレイすることができた。

この星空に思い出を―。

以前から気になっていた過去の航の荒れ具合&静の入寮話を同時に読めて非常に楽しめた。

三人称へと視点が変わり不安を覚えもしたが(三人称のゲームがすごく苦手)これを語るなら三人称以外ありえない!!と思えるほどの満足度で一安心。

航が静を連れてくる直前に会長が海己に言った言葉は正に核心をついており、航には同情の余地なしといった感じだが・・・だがしかし、海己は航のことを表面上だけでなく内面までしっかりと把握していて、だからこそ面倒を見る。

そう考えると、静の入居をきっかけにつぐみ寮のみんなは航のことをより深く知っていったんだなぁと。・・・まぁ航があの態度だと自然にそうなってしまうのか。それにしても過去の航は予想以上に酷かったなとww

静についてはなんというか、かわいそうで仕方がない。

航、そしてさえちゃんよくやった!!!!(親のことについて語ると長くなるからカット)


SIDE FAMILLE。

カトレア記念日。

仁。

玲愛。

・・・・・・それ以外なにを書けと?

迷える羊と魑魅魍魎。

雰囲気はすごくよかったが・・・うん。

一見するといい話だが、里伽子が村木をフォローしている、というか明日香ちゃんの身を案じていないところをみると、村木の人物像はそれほど悪くないのは間違いない。

だがしかし、村木がファミーユに来たときに見せた行動はいわゆるDQNというやつで。

その辺のフォローが一切なかったことがもやもやする理由だろう。

しかしまぁヒロ先輩まで登場するとは思わなかったwwこうした細かい配慮は大好きです。

かすりんの恋愛塾 FINAL。

かすりさんまじ天使。

本編でのかすりさんルートは(もちろん個人的に)少し残念な感じだったが、今回でそれをしっかりと払拭してて嬉しかった。

・・・かすりさんの父親の出番があったことが一番大きかったりするがww

脱カトレア記念日。

すごくいい!!!!

仁、玲愛、いつまでもお幸せに!!!!

里伽子抄。

心が弱ってしまうことは誰しもあって、そんなときは周りのみんなに支えてもらえばいい。

里伽子の場合はとても重たい理由からのことだけれど、それでもなんら変わらない。

というか完全に泣かせにきてますわー。ビデオレターとかまじで反則。


ということで終了。

クイズがあまりにもちょっとアレなので、シナリオのある部分しか開放をしていないが・・・。

プレイ前に公式HPを少し見たが、パルフェこの青空に約束を―、そしてショコラの3作品合同FDと書いていたように思ったけれど・・・ショコラはクイズの箇所だけなのかな。

シナリオが多い&基本SSだったため感想は短くなりがちだったが、ほんとうに面白かった。

これから先もずっとこうした形で描き続けてほしいと心の底から思える作品に出会えたことを嬉しく思う。

★×9というのはとても珍しいことで、「見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS」以来の、実に約2年10ヶ月振りだったりする。

ちなみに、惜しくも★×10まで届かなかったのは、クイズがあまりにもちょっとアレなので(ry

何度も繰り返すが、ほんとうに面白かった。

今作に携わったスタッフ様一同に、感謝と敬意を。