あかねぶろぐ。

永遠なんてないよ。

つよきすNEXT感想。

多少のネタバレあり。

あとで自分が見返すためのまとめなので、レビューというより雑記となります。

総プレイ時間。   総合得点。

約60時間。    ★★★★★★★☆☆☆。


オープニング終了時点でのキャラの印象。

はかり≧チェリ>音子>澄香=子羽。

全ルート終了時点でのキャラの印象。

はかり>音子>澄香>チェリ>子羽。

プレイした攻略順。

子羽→音子→チェリ→はかり→澄香→竜鳴祭→サブキャラエンド。

おすすめ攻略順。

チェリ→子羽→音子→はかり→サブキャラエンド→澄香→竜鳴祭。

好きなシナリオ順。

竜鳴祭>はかり>音子>澄香≧チェリ>子羽。


子羽ルート。

つ づ き は よ ! ! ! !

スバルの件にはハッとさせられた。あれだけの情報が提示されてたのに気付くのに時間かかってしまい恥ずかしい。

ストーリーは家族以外の盛り上がりがなくいまいちな印象。体育武道祭も期待していたものと違い、なんていうか・・・まぁ全体的に楽しくなかったと言えば嘘になるが、可もなく不可もなく。なぎとの共同作業の時点でかなり期待しちゃったのがいけなかったかも。

音子ルート。

音子とはかりの考え方の違い。どちらが間違っているわけでも正しいわけでもなく、正解なんてないというのが上手に表現されている。音子ルートだからとはかりさんが邪険に扱われるでもなく、かといって音子が優遇されることもなく、というかむしろ音子が改善していく方向に展開するのはさすがとしか言い様がない。

体育武道祭も、準備期間→当日は相当な盛り上がりで泣き笑いが止まらないし、はかりさんと徐々に仲が良くなっていく演出等見せ場が多々あり全く飽きずに最後までプレイできた。

そしてなんと言ってもナギと付き合い始めてからの音子は可愛すぎる。

無理に2学期に繋げようとしている感満載だったが、そこを差し引いても十分楽しめた。

チェリルート。

体育武道祭がとにかく熱い。練習中は伏線に伏線を重ねて試合開始で一気に回収。更には緩急のつけ方があまりに巧みな文章で、これでもかーってくらいに盛り上がった。ただ、CGをいくつか出してほしかった。

それ以降は過去話等の掴みは相当強いがいまいち盛り上がりに欠ける。セフレエンドといはいえ仮にも婚約の約束は取り付けてたみたいだし、まぁこういう終わり方もありかなぁと。

はかりルート。

体育武道祭のトライアスロン、ルールの情報が後出しだったりとこれまでと比べ微妙になるかとおもいきや号泣。相変わらず魅せ場はしっかり作られている。なんとなくだが、3学期の乙女さんルート、拳法部の試合のときのレオとはかりを重ねてしまい楽しさ倍増。

音子と仲良くなるものだと思っていたから拍子抜けするも、まぁそれなりに距離が近付いたりして満足。

カップルといえばレオとカニを思い出すが、今回はそれ程の嫌悪感もなく純粋に楽しめた。

澄香ルート。

ぐわーなんだなんだこの消化不良!!!!子羽ルートと同じくらいの、「え・・・これで終わり?!」感が半端ない。これまでよりも多くの伏線を残しつつ急にEDだったからぽかーんだった(ただし竜鳴祭ルートに続く)

シナリオ的に弱気っ娘を強気っ娘に変えていくという新しい試みはなかなか斬新で楽しめた。一歩ずつ確実に前進していく描き方は見事の一言。

竜鳴祭(澄香)ルート。

イチかバチかの大きな賭けに出たなーと。まさかつよきすでこんな話が拝めるとは思ってもいなかった。プレイ前は3学期でいうところの「アフターストーリー」くらいのものだと思いかるーい気持ちで望んだのだがむしろこっちが本番だった。澄香ルートはもちろんのこと、はかりと音子の関係、その他(煙草の吸殻等)のことまできっちり回収してくれるとは。

後にも書くが、このメンバーには暗い話がよく似合う。だからこそこうしたダークな雰囲気での推理ものはよく似合っていた。軸を曲げずにこれまでの伏線を上手に使い、なおかつキャラの個性を存分に活かしてととてもいい出来だった。

シナリオ的には大満足だが、BGMの少なさと多少周りくどい説明がマイナスポイント。

・・・カニと乙女さん、本当に素晴らしかったでございます。

サブキャラエンド。

先に見とけばよかったな・・・(竜鳴祭EDのCGを思い出しつつ)


OP前からそうだが、チュートリアルで「前作プレイしてなくても楽しめる~」みたいなことを言ってたわりに、今作だけのプレイでは7割も楽しめない気がする。

2学期に繋げようと意識しすぎていたためところどころ消化不良ではあったが、さすがはさかき傘さん、巧みな文章力で完全にカバーできてたからさほど気にならず。

3学期でのうっぷんを晴らかのごとくやたらとえっちシーンには気合が入ってた。のはまぁそういうゲームだからしょうがないにしろ、個別キャラのCGがほぼ半数以上こういったもので埋め尽くされるのはいただけない。もっと色々見たいCGシーンがあっただけに残念。

声優やキャラに文句は一切ないが、前作でいうところのカニ&ふかひれ要素が足りない分もうひとりかふたり明るいキャラが欲しかった。途中ですっかり慣れてしまったので問題がないとはいえ、特にOP前なんかは雰囲気がとにかく暗い。・・・素奈緒みたいなキャラも欲しかったなー。

正直個別ルートのみをみると★5~6だったが、竜鳴祭ルートがあまりに素晴らしくこういう結果に。

そしてビュッシュ大好き。ファンディスクでは是非ともビュッシュも対象キャラに。・・・いや、今の立ち位置だからこそ、という感じもするが。

なにはともあれ前作みたいにライターを変えず、さかき傘さんにじっくりみっちりボリュームのある2学期を書き上げてほしい。